和歌山市内の経営者と、和歌山市への企業誘致について協議を行いました。市内では県外に出ている若い人たちが戻ってくるための企業が少ないことや、人材が不足していることが課題となっています。そこで県の企業誘致への取り組みについて話し合いました。
企業が求める工業用地は完成形のものですが、大規模な敷地で工業用水があり電力供給が可能な場所はありません。企業進出が決まった後でインフラを整えるのか、先にインフラを整えてから誘致するのか。どちらが先になるのかはケースによって異なりますが、最低限、工業用水と電力供給、通信環境と道路の整備は誘致のための必要な条件です。広大な空地があったとしても、その場所を視察した企業が進出してくれることはないと思います。
しかしインフラを整えるために期間が必要となるので、今協議していることは数年先のこととなります。今、進出のための工業用地のインフラ環境を整えても、実現するまでには早くて3年から5年先になります。将来の地域力を維持すること、発展の土台を築くためには協議が必要です。
経営者からは「日本の国際的な地位は低下しています。強いリーダーがいなくなったことも原因だと思います。日本は地形的に大国に挟まれています。しかもアメリカはトランプが息を吹き返していますし、中国やロシアのリーダーは強大ですから、経済力まで低下させてしまうと太刀打ちできなくなります。今思うと、田中角栄元首相が毛沢東国家主席と交渉を重ね、日中国交正常化を図ったことは凄いことだと思います。現代の社会情勢から賛否が言われていますが、国交回復を成し遂げる力量は並大抵のことではありません。
もし今、中国と国家的な重大な案件の交渉を進めるとしたら、果たして対等に渡り合えるリーダーはいるのだろうかと思います。そう考えると、今の日本に田中角栄さんのようなリーダーはいないと思います。
もちろん高度成長期やバブル期と比較すると経済界も弱くなっていると思いますから、国力の低下は政治だけの責任とは言いませんが、やはり国、政治で強いリーダーの出現が必要だと思います。今の政党のやっていること、マスコミを騒がしている内容は『情けない』の一言に尽きます。とてもわが国が囲まれている大国に太刀打ちできるとは思えません」と話してくれました。
そんな国力が低下している世界情勢の中の和歌山市ですから、更に県勢は低下しているのが現実です。せめて県外からの企業進出や資本投資を受けられる力量のある県でいたいと思います。残念ながら和歌山県に投資しようと考える大手企業は少ないのが現実ですから、こちらから働きかけて企業に来てもらえる環境を整備することは必須です。
和歌山県、そして和歌山市の将来の基盤づくりのためにも取り組みを進めたいと考えています。
子ども食堂をスタートさせようと動いている方と会いました。昨年の秋から子ども食堂の計画をしていて来年度からスタートさせる段取りにしているようです。その会議の中で子ども食堂を対象としたイベントの案内を行ったところ「案内をいただいています。私は是非とも参加したいと思いますし、子ども達を誘ってみます」と答えてくれました。
子ども食堂は、それを運営している皆さんと支援者の方々の善意で成り立っています。案内したのは、そんな子ども食堂を応援するために計画しているイベントです。一緒に春の一日を楽しみたいと思っています。
- 「龍馬World in 和歌山」大会に係る協議を行いました。特に予算管理と会計処理については実行委員会の体制を複数人で整えて対応することにしています。
- 現地入りしている人から、石川県内の被災地の状況を伝えてもらいました。避難所や支援物資を必要としている人に支援物資が届いていないようです。集めているのに被災地の状況から届けられないことを残念に思っています。集めた支援物資を一日も早く届けられることを願っています。