活動報告・レポート
2024年1月15日(月)
経営者から学ぶ

今年、米寿を迎えられた先輩の言葉です。昨日の感謝の集いで隣の席に座らせてもらったので学ぶことがありました。

ゴルフのハンディは最高で「3」だと聞きました。現在のエイジシュートを決めるほどの腕前です。スコアを保っている秘訣を聴かせてもらいました。

「練習以外にありません。それも継続することが必要です。私は毎日、昼間は練習に出掛けていましたし、夜も練習をしていました。自宅にはシュミレーションゴルフとパターの練習場を作って、家でも毎日欠かさずに練習していました。

昼間は300球から500球を打ちましたし、晩御飯を食べた後にも練習をしていました。練習を継続すること以外に上達する秘訣はありません。上手くなるには、とにかく毎日、練習を続けることです」と話してくれました。

先輩はゴルフのハンディは一桁。書道と写真は県展で入選するほどの腕前です。書道も写真も上達する秘訣は同じで「練習をすること。練習を続けること」以外にないと話してくれました。

米寿を迎えた今でも良いスコアで上がれるのは「若い頃から練習を続けてきた貯金があること。今は若い頃のように練習時間を取れませんが、それでも体力に応じた練習をしています。練習しなければスコアは直ぐに落ちてしまいます。今は上達よりも維持すること、或いは、スコアが下がる速度を緩めるための練習をしています。だからコースに出てもスコアは気にしないように、健康を維持することを目的として参加していますが、やっているとスコアが気になるので、まだまだ人生未熟です」ということでした。

同じく隣の席でご一緒させてもらった経営者からも学びがありました。

「経営者は従業員さんが気づかないところに気づく必要があります。部屋にゴミが落ちていたり、汚れていた場合は従業員さんが気づくので、直ぐに掃除してくれます。ところが部屋の隅が汚れている場合、そこまで気がつきませんから、そこは経営者が気づかなければならないのです。経営者は視点を変えて見る必要があり、それができないと会社の業績は低下すると思います。

業績の良い会社は、玄関がきれい、執務室がきれい、そしてトイレがきれいなのです。私は訪問した会社でトイレを借りることにしています。トイレがきれいな会社は掃除が行き届いている会社であり、私が見た限りそれらの会社は業績が上がっていますし、今も存続しています。執務室やトイレが汚い会社は、言うまでもなく今は存在していません。

私の経験から、玄関、執務室、そしてトイレが汚れている会社は発展していないように思います。だから私の会社の後継者には、会社は常に掃除をしてきれいに保つことの精神を伝えています。会社が汚ければお客さんに気づかれますから、その後の取引やつきあいに影響してきます。

だから会社をきれいに保っていると取引が順調となり、仕事もいただけるようになると思います。そこで大事なことは、先に言ったように経営者は違う視点を持つことです。執務室の隅やトイレの隅を見なければならないのです。そこが汚れていた場合、経営者は、従業員さんに指示するのではなく、自分で掃除をすることは言うまでもありません」。

違う視点を持つこと。しかも人が気づかない、見ていない隅の部分を見ることが大事なことなのです。みんなと同じ視点で物事を捉えると、全体が見渡せないこともあるので、気づきにくい隅の部分に気づけるように視点を持ちたいと思います。