活動報告・レポート
2023年12月27日(水)
米寿のお祝いの会
米寿のお祝いの会

今年、米寿を迎えられた先輩とお祝い会に関する打ち合わせを行いました。幹事役の二人が同席して会議形式で企画案を話し合いました。先輩から「健康に米寿を迎えたので、親しい人に集まってもらって話を交わしたいと思います。喜びと感謝の気持ちを共有できる時間を一緒に過ごして欲しいと思います。特に親しくしてもらっている方々に集まってもらえたら嬉しいことです」と企画した趣旨を伝えてくれました。

先輩は現在ゴルフ、写真、書道に親しんでいて、同席した方によると「いずれも表彰状を受けるレベル」だそうです。

そしてお祝い会を開催するに際して、これまでの人生の一端を話してくれました。

「これまで何度か命を失いかけたことがありますが、乗り越えてきたことに感謝する人生です。私は父親から会社を継ぎましたが、若い時に教えられたことがあります。この仕事は根が張った仕事ではなく根なし草のような業種です。安定している仕事ではないので、関わってくれる人を大切にしなさい。景気によっては良い時も悪い時も訪れますから、良いからと言って事業拡大をしてはいけません。会社や人には適正規模があるので、適正規模を超えてしまうと潰れてしまいます。
  これまで和歌山県外に支店を出して欲しいとの依頼がありましたが、自分の視点が行き届かない、自分が直接カバーできないところで仕事を請けるのは止めています。直接、管理できない府県に事業を拡大することは止めています。地元の仕事を大事にすることが父親からの教えです。そのため協力会社のメンバーとの関係を大事にしていますし、困った時でも支え続けてくれています。
  小さいながらでもやって来られたのは無理をしなかったからです。バブル期の時も土地や株には一切手を出しませんでしたし、本業以外では投資はしていません。そのため不要な資産は所有していませんし、社員さんを大事に護っています。みんなが気持ちよく働いてくれているから会社は成り立っているのであって、社員、お客さん、そして友人には感謝の気持ちを持って接しています。
  今回のお祝い会は、私を祝ってもらうために開催するのではなくて、私が感謝の気持ちを込めて皆さんをお迎えしたいと思っています。みんなと話をすることが楽しみであり、同じ時間を過ごしたいのです。気が付けば、親しくしてきた同年代の人の多くはいなくなっています。残された時間は親しい人との時間に充てたいと思っています」と伝えてくれました。

心温まる先輩との打ち合わせの時間となりました。先輩といる時、毎回、思っていることですが、定例的な発表であっても、必ず一言自分の言葉を付け加えて私達に発表してくれています。たった一言、付け加えるだけで定例的な発表に、暖かい色が添えられるように感じます。言葉に色を付けるのは、その時々思っていることを一言添えることだと思います。色を与えられた言葉は聴く人の心の中に届くのです。

そんな色を添えられた言葉が交わされた打ち合わせの時間となりました。今日の時間も親しい人と時間を共有できた時間となりました。来春のお祝い会を楽しみにしています。

その他
  • 生活道路から県道に侵入する際の安全を確保するため、現地を確認して所管と協議しました。年末に入るので年内の対応は無理なのですが、来春までに対応したいと考えています。所管局の早速の対応に感謝しています。
  • 告別式に参列。アラート委員と来春の取り組みの協議。連絡所を訪問。そして課題解決のための会議を行いました。