早いもので、審議を尽くした令和5年12月県議会は最終日を迎えました。当局から提案されたすべての議案を可決して終えることになりました。
本日、本会議で建設委員会の報告がありましたが、同委員会で僕が質疑を交わした建設委員会の質疑の中の、現在、工事中の和歌山市内の二つの都市計画道路の進捗状況は次の通りです。
和歌山市内の都市計画道路については、かなり順調に進んでおり、残りは2か所であるが、現在事業中の今福神前線の現状はどうでしょうか。
都市計画道路今福神前線の大浦街道、県道新和歌浦梅原線から国道42号堀止交差点までの978メートル区間は、平成28年度に和歌山市が事業化している。
現在、用地取得を推進中で約8割の用地取得が完了している。また、用地協力が得られた区間の工事を推進しており、早期完成を目指していると聞いている。
都市計画道路で有本中島線の現状はどうでしょうか。
都市計画道路有本中島線の都市計画道路市駅和佐線との交差点付近から、北側350メートル区間は、平成30年度に和歌山市が事業化している。
現在、用地取得を推進中で約9割の用地取得が完了している。また、用地協力が得られた区間の工事を推進しており、早期完成を目指していると聞いている。
この次は令和6年2月に開催される議会が予定されていますが、令和6年度当初予算を審議する議会となります。令和6年度予算の審議は、県政の方向性を決定づけることになりますから、令和6年度の政策と予算を精査することになります。
以上、提案された補正予算を含むすべての議案を可決して、令和5年12月県議会が閉会しました。毎年のことですが、12月議会を終えると季節は一気に年末へと進んでいくことを感じます。いよいよ今年の冬も寒さが厳しくなってきました。年末から新年へと向かう季節が私達にとって良い日であることを願っています。
紀の川市で飲食店を行ってきたAさんですが、今年限りでお店を閉めることになりました。お店は40年も継続してきたのですが、残念なことに閉店することになりました。店内にはこれまでの感謝と閉店の寂しさを伝えるメッセージとお花が飾られていました。
お客さんからの「長い間、お世話になりました。ありがとうございました」のメッセージが壁に貼られていましたが、この短い挨拶の中にも深い寂しさを感じました。
僕も「年内で閉店」の知らせを聞いて駆けつけることを伝えていたところ、温かいお鍋で迎えてくれました。まさか年内で閉店するとは思ってもいなかったので、今更ながらオーナーと顔を合わせると寂しさを感じます。
今日のお鍋も懸命に作ってくれたと思うと、これまでの感謝と寂しさが同居した気持ちになりました。お世話になったお店の閉店の日が近づくと「もっと来ておけば良かった」と思います。これは閉店の時だけではなくて、多くの別れの場面で感じることです。
「もっとやっておけば良かった」「もっと出来たのに」など、後悔の念から来る気持ちです。終わりがあることが分かっているなら、それまでにやれたことがあるのですが、日常生活の中で終わりがあると感じることは少ないです。終わりがあると分かっているなら、今日の過ごし方は違ってきます。
日常において時には、そんな意識を持つことも大事だと思いました。これまでのご厚情に深く感謝しています。
羅布陽介さんと寺本圭佑さんのコンサートに参加しました。お二人の語りと歌はテンポが軽くて明るくて、まるでトークの間に歌があるような楽しい雰囲気で進めてくれました。
明るいトークの中にも、年末を迎える寂しさも感じさせてくれるコンサートは満足感がありました。中でも、歌う前にその歌ができた背景を説明してくれたことが良かったのです。
コンサートがあり父が「危ない」と知らせを受けた時でも仕事をやり終えて、急いで特急電車で帰ったのですが、間に合わなかったことを歌った曲。応援してくれた喫茶店の奥さんが亡くなる前に書き留めた手紙を元にして曲ができたことなど、歌に込められた物語を聴かせてもらってから聴くと、感じ方、受け取り方が全く違うのです。歌手にとっても、その歌にとっても物語があることはとても大事だと思いました。
羅布陽介さん、寺本圭佑さん。とても良い時間をありがとうございました。