活動報告・レポート
2023年12月18日(月)
和歌山市に活力を
和歌山市に活力を

ご縁があって、東京から若くて元気な企業家が和歌山市を訪ねてくれました。お会いして1時間ほど懇談したところ、明るくて勢いがあり元気をもらえる方でした。

手掛けている事業と展開の考え方から生き方も想像できるような方で、楽しい時間となりました。話の中で、彼が学生時代に所属していたクラブの監督から受けた教訓が、とても珍しいものでした。以下に、その感覚を表現してみます。

「命は自分が思っているほど重いものではない。その証拠に、もし自分がいなくなっても世界は変わらないし、社会も変わらない。命は自分が思っているよりも軽いものなんだ。だから命を大切にしなければと思って防衛に入ってはいけない。軽い命だからこそ、思い切りやりたいことに挑戦しなければならない。明日どうなるか分からない命を大切にしまっておくだけで良いのだろうか。与えられた命は挑戦するために使うべきで、死ぬまで大事にしまっておくものではないのです。やがて死が訪れるのだから、やりたいことに使うべきだ。命が軽いと思って欲しいのは、やりたいことに挑戦することが命の使い方だと分かって欲しいからである」。

彼の話してくれたことを正確に表現できているわけではありませんが、聞いたことのない話だったので記しました。

命は重いもので「人の命は地球よりも重い」と聞くことはありますが、命が軽いものだと聞いたのは初めてです。しかし命が軽いという例えは、粗末にしてもいいという意味ではなくて、与えられた命は大事に使うべきだということです。与えられたものを大事にしまって使わなければもったいないことです。

自分が大事にしているものは使ってこそ価値があるように、命は使ってこそ生きていることの価値が増すのです。使うことで命は磨かれ、周囲に光を放ちますが、大事にしまっておくだけでは磨かれませんし輝きも放ちません。

彼のこれまでの生き方を聞いていると挑戦の連続で、例え上手くいかなかったとしても、そこに命を預けているようにしっかりと重みをつけて乗り越えていっているように感じます。命を預けるように軽く判断と行動することで、周囲の人に対して重みをもたせているようです。

従業員さんに対しても心を持って接している話も聴かせてもらいました。クライアントから時間をかけなければ達成できない仕事の依頼があった時、彼は従業員さんに頭を下げて頼みました。

「今月、どうしてもこの仕事を達成しなければなりません。皆さんの時間を会社に預けてください。その成果を皆さんにお返ししますので、どうかよろしくお願いします」と伝えたのです。

フロアにいた約50人の従業員さんは全員、彼、つまり社長の依頼に応えてくれたのです。彼は「涙こそ流しませんでしたが、みんなの熱い気持ちと心に涙が出そうになりました。とても感謝しています」と話してくれました。こんな気持ちで結ばれた社長と従業員がいる会社ですから「今期の利益は3倍になっています」ということです。

気持ちが通うことが人も会社も大きくするのが分かるエピソードです。

県議会

県議会本会議は決算特別委員会の報告があり、委員長報告に基づいて認定についての採決が行われました。結果は賛成多数で令和4年度の決算は可決されました。明日は議会最終日なので、提案されている残りの議案の採決をすることになります。

その他
  • 「龍馬World in 和歌山」大会に関する協議を行いました。令和6年に開催されるので、更に大会準備を進めていきます。