活動報告・レポート
2023年11月26日(日)
避難訓練
避難訓練

市内の某自治会主催の避難訓練に参加しました。午前9時から始まった避難訓練はそれぞれの世帯が要支援者と同行して指定のグラウンドに避難してきました。参加者全員が揃った後は消火訓練、起震車体験、AEDを使った救助訓練、そして炊き出し訓練などが行われました。僕はAEDを使った救助訓練に参加して救急時の取り扱いを学びました。

避難訓練 避難訓練

ここで感じたことは、避難訓練の場は地域のコミュニケーションの場となることです。日頃は多くの世帯が一堂に顔を合わせることは少ないので、隣近所の皆さんと顔を合わせて会話を交わすことでコミュニケーションが図れることになります。知らない人より知っている人の方が、コミュニケーションが取りやすいので、コロナ禍明け年ぶりの避難訓練はそんなふれあいの機会となりました。

僕も皆さんと話をさせていただきました。この地域の課題が見つかりました。

1.高齢者が多く暮らしているのですが、スーパーが撤退したことから、地元で買い物ができなくなっています。特に高齢者は運転免許証を自主返納していることから、自動車や単車に乗れません。自宅から最寄り駅まで歩いて向い、そこから神前駅まで乗車してスーパーで買い物をします。帰りは神前駅から乗車した駅に戻り、歩いて帰るのです。帰りは買い物袋を持っているので「大変です」ということになります。

→毎週、定期的に移動スーパーが来てくれていますが、それだけでは足りないようです。来てくれることだけでも有り難いのですが、できれば回数を増やすことや品数を増やすことも希望しています。
またスーパーの跡地にはコンビニの出店が予定されていますが、できれば地元にスーパーが出店して欲しいので引き続き依頼を続けます。

2.自宅から最寄り駅まで歩くと約30分かかります。若い頃はそんなに時間はかかりませんでしたが、膝を痛めているので早く歩けないのです。医師からは一回の歩く時間は30分以内だと指導されています。こんな高齢者が多いので皆さん共、行きたくても買い物に行くことは難しいのです。

→移動手段にお困りです。そこで地元の自転車店オーナーさんと話をしました。電動自転車は坂道でもペダルが軽くて運転が容易なので、電動自転車をお勧めすることや自転車の修理や部品交換などは自宅に来てもらえるような体制を整えてもらえるようにしています。 行政としては地元の駅に電動自転車を配置しておき、買い物などで地元希望者への貸し出しを行えるしくみも考えられると思います。

3.買い物に行く場合、地元のNPO法人が片道500円でスーパーまで送ってくれるサービスを提供しています。とても有り難いことですが、高齢者の一人暮らし、年金生活のため、買い物のために往復で1,000円の負担は大きいのです。ここに病院に行く時もこのサービスを利用しているので、月額の負担金額が大きくなるのです。せめて乗り合いの場合でも500円にしてくれると、2人で利用した場合は250円の負担で済みますし、3人で利用なら約170円負担で済みます。一回の利用を複数人でする場合も負担額を500円にしてくれると利用しやすくなります。

→地元NPO法人が運行サービスをしてくれることは良いことだと思います。現在一人の利用料が500円なので、3人が乗り合わせて利用した場合も一人500円、合計1,500円の負担となります。
NPO法人の取り決めなので外部からどうして欲しいとは言えませんが、利用しやすい料金体系も検討してくれるよう依頼して欲しいと思います。
知り合いに問い合わせたところ、現在の料金はこのサービスに協力してくれる人が最低限、必要な経費なので、料金を下げることで赤字になるとサービス提供ができなくなるということでした。

4.この団地には若い人がいないので、若い人とのコミュニケーションが取れないことが不安です。

→避難訓練には地元の民生委員さんが若い人にも声を掛けてくれて参加してもらったので、顔合わせの機会となりました。一回でも話をすると親しみを感じるので、今後、地元の健康体操にも参加することで、コミュニケーションを図れるようにしたいと思います。僕も時間が合えば健康体操に参加したいと思いますし、今日、出会った地元の若い人と防災や移動手段の方法、助け合いの方法などで連携を取りたいと思っています。

岡崎邦輔銅像
岡崎邦輔銅像

けやき通り沿いに岡崎邦輔の銅像が建立されています。発起人には松下幸之助も名前を連ねていることや、岸信介や佐藤栄作の名前も記されていることから、故郷の偉人の一人だと考えて良いと思います。

地元テレビ局から「岡崎邦輔の銅像前で岡崎家の方と対談がしたい」と僕のところに依頼がありました。岡崎先生が高校時代の担任の先生であり、先生が岡崎家の分家だからです。

依頼を受けた時に先生に連絡しました。先生は出演してくれることになり、今日の午後から収録を行いました。一緒に岡崎邦輔の銅像前に行ってテレビ収録を行いました。先生が元気に答えている姿を見ていると「良い収録になっているから番組が楽しみ」だと思いました。

地元の人なら知っていますが、岡崎邦輔の母親と陸奥宗光外務大臣の母親が姉妹なので親戚関係になります。陸奥宗光伯が政界を引退した後に政界に進出したのが岡崎邦輔なのです。衆議院議員として当選10回、農林大臣も務めています。また京阪電鉄の社長となり、故郷、和歌山県の国鉄の紀勢線や和歌山市の市電の布設に努めたようです。その功績を称えて、けやき通りに銅像が建立されているのです。

岡崎先生インタビュー

岡崎先生はインタビューで「岡崎邦輔の功績から学ぶことは、社会に貢献することだと思います。やれる限り社会貢献をしたいと思っています」の言葉を聞いて、やはり偉人の功績を伝えること、意志をつなぐことは大事なことだと感じました。

その他
  • アバローム紀の国の会合に出席しました。会場で多くの皆さんと顔合わせができたことを嬉しく思います。
  • 父親の妹が亡くなりました。膵臓がんと肝臓がんを併発したことが死因だそうです。これで父の兄弟が全員亡くなったことになります。親戚と「完全に代が変わってしまいましたね」と話しました。