「葵会和歌山支部総会」の案内をいただき出席、挨拶の機会を頂戴しました。招待してくれた先輩方に心から感謝しています。総会は開式での挨拶と交流会の二部構成で、紹介してもらい挨拶をいたしました。
先輩方と話をしていると、時代は常に人間の少し先を行っているように思います。その時、その時は時代の要請に対応できるよう知恵を絞り行動してきたと思っていますが、社会の器は大きくて広いので、知恵の先を行っていたように思います。順風が吹いている時は打ち立てた方針は前向きに進んでいきますし、逆風の時はどんなに対策を講じたとしても、うまく行かなかったことは多々あります。
結局、事業運営や社会での役割を果たそうと懸命に取り組みますが、人智を超えた社会の流れの中では対抗できないのです。社会の流れは人が堰き止められるような小さな流れではなくて、時には濁流のように私達を巻き込んでいきます。だからと言って何もしないで良いということはなく、その時々のベストだと思う選択をするのですが、それでも社会の大きな流れの前では小さな抵抗に過ぎなかったと感じる事例があります。
人が社会を築くものですが、人の意志に反して、と言うよりも巨大なうねりが社会を包み込むような感覚が起きることがあり、社会が社会構成員としての人の行動を作り出していたようにも感じます。
それでも社会と歴史を構成してきた一員としての誇りを抱いていることを先輩方と話を交わして感じました。そう、社会に貢献しているという自負を持って仕事をしてきたこと、大きな力に対しても抵抗してきたこと、そして自分が求めたことをやり遂げようとしたことなど、これまでの人生にはそれぞれの物語があるのです。
それぞれの物語を築いてきたことが社会に貢献してきたこと、それを誇りとして胸に秘めているのです。だから教訓となるような話をしてくれますし、自分の経験を元に激励もしてくれるし期待もしてくれるのです。
多くの先輩に囲まれた交流会では、活動の糧となるたくさんの温かい言葉をいただきました。前に進む原動力になるものは、温かい人との交流や激励の言葉が関係しています。良い機会をいただいた皆さんに感謝しています。
先輩である小田実さんの「汽笛よ永遠に 蒸気機関車の魅力」写真展を鑑賞してきました。写真を趣味にしている皆さんと一緒に鑑賞のため会場に入ったにところ、タイミングよく小田さんが会場に来てくれました。
T’s cafeでの写真展は二度目の開催となるものです。写真展のテーマの通り、これまで撮影してきた蒸気機関車を作品として出展したもので、北海道や福島県、栃木県や山口県などで走らせた蒸気機関車がある光景が描かれていました。
イベントで蒸気機関車の走る日時は決まっているので、その時に合わせて現地に入り、シャッターをタッチする機会を待ちます。後は場所の選定と天候などの運に従う以外ないのですが、撮影のために機材を持って現地に赴き、宿泊して下見をした撮影現場に行く行動そのものが運を呼び込むものだと思います。運はそれにかけた時間と費やした労力、周囲の人の助けがあって呼び込めるものなので、作品を鑑賞しながらかけた時間と労力、関わった人の支援などの大きい力を想像しました。
一つの作品が完成するまで、個展を開くまでの労力は並大抵のものではありませんから、小田さんの笑顔の下にある費やした長い時を想い、自分のことのように嬉しくなりました。
蒸気機関車の走っていた時代は知りませんが、これらの作品を観たことで、イベント列車であるけれど大らかで成長していた時代を再現していたことを感じることが出来ました。
歴史は決して消え去るものではなくて、残そうとする人の意志と行動によって語り継がれるものだと思いました。小田さん、個展の開催、おめでとうございます。
- 農業振興について会議を行いました。テーマは新規就農と農業大学校の活用、および休耕田の活用です。将来、世界の人口が増大すると食料危機が訪れると言われています。わが国が対応すべき最大の課題の一つなので、和歌山県が出来ることを話し合いました。
- お世話になっている事業所の5周年記念の会に参加しました。いつも顔を合わせている方も初めての方も参加した記念の会で新しい交流が生まれました。招待してくれたオーナーに感謝しています。