活動報告・レポート
2023年11月8日(水)
囚われない心
囚われない心

毎月、会社を訪ねている100歳で現役の経営者の方と懇談の時間をいただきました。毎回、勉強になる話を聞かせてもらっていますが、今日も貴重な時間となりました。

昨日、東京の会社社長が訪ねてくれました。まだ若いお方ですが、全国に事業展開をして業績を伸ばしています。今の若い人は自由な発想と行動、スタイルなので驚くこともありますが、こんな仕事のやり方が現代風なんだと思いました。

この社長と出会ってから一度も、ネクタイをしている姿は見たことがありませんし、かばんは持たずに常にリュックサックで移動しています。彼は既存のスタイルに囚われていないため、コロナ禍においても事業を拡大していました。

それにとにかく現場主義で本社には座っていないのです。現場で支店長と懇談をして課題を見つけて改善していくスタイルです。地方の支店に行く際は車を使わずに電車で移動していますし、最寄駅からは歩くか路線バスで移動しているのです。これは「歩くことで、公共交通を利用することで、街の空気を感じることができる」からです。支店の従業員さんに迎えに来ることや送ることは求めていないのは、現場の空気を感じてその都市での事業のあり方を考えているからだと思います。

とにかく私のところには1時間の滞在でしたが、この後も現場を回る予定が詰まっているようでした。とにかく動き回ってアイデアが浮かんでくるお方なので、その発想は囚われない自由なものです。若い人のアイデアは凄いと思います。

以上のような話をしてくれました。この経営者は、若い人の従来のスタイルに囚われない事業展開をしていることに学んでいます。これまでのやり方ではこの先も継続できるか分からない危機感を持っていることに驚きます。何歳になっても、事業を継続していくためにやるべきことを学び、従業員さんと共有して仕事をしています。

囚われない心、広い心を持って仕事をしている姿があるから、従業員さんから信頼され明るい職場になっていることが分かります。明るく元気な姿に接する時間をいただいたことに感謝しています。

環境負荷低減の取り組み

地球環境とエネルギーを考える会議に出席しました。今回は、企業が環境負荷を低減させるための先進的な取り組み事例を紹介してくれました。環境問題に対応するためにはどうしてもそこにコストをかける必要があります。企業収益を考えると環境整備に投資することに躊躇する事例が多いのですが、社会が企業に求めている要求を満たさないことには、企業価値を落とすことになるので「そのバランスを取ることが課題」だと話してくれました。

世界は、今まで以上に国や企業に地球環境問題への対応を求めています。取引市場が開設されたことやメーカーは取引先に「RE100」を求めたりしています。企業はそれに対応することが求められているのですが、コストを最小限に抑えて効果がある取り組みを模索しています。環境保全意識の高い企業は取り組みを始めていますが、どうしても地方都市では「取り組みが弱い」と話してくれました。

それは近くに先進事例がないことや、対策に要する資金繰りの問題もあるからだそうです。そこで都市部の先進事例を聞かせてもらいましたが、それなりの初期投資が必要なことが地方における課題です。都市部の先進事例の紹介だけでは「取り組みたくてもできない」ことになる可能性があるので、小さな取組からスタートすることも、導入の入口として考える必要があります。これを機会として情報連携を図りながら、環境負荷低減の取り組みに意識を向けたいと考えています。

全国大会に向けた会議

来年開催予定の「龍馬World in 和歌山」大会に関わる会議を行いました。大会の企画と準備、協力を求める皆さんへの依頼事項などを議題として、次回の実行委員会で提案するたたき台にする予定です。四万十大会を終えて、いよいよ和歌山大会に向かうこととなり「来年は和歌山県を盛り上げよう」と意気込んでいます。