子ども食堂を「和歌山市内で新設して欲しい」との要望があることから、子ども食堂に関する打ち合わせを行いました。和歌山県では子ども食堂開設に際しての補助制度がありますから、それを活用して解説している方々もいます。ただ子ども食堂の問題は「運営を続けること」にあります。
開設して問題になるのが食材の確保です。できるならボランティアで運営することになるので無償で食材を確保したいところですが、安定して調達することが難しいのです。
週に一度の運営であれば何とか運営できているようですが、週に五日、つまり月曜日から金曜日まで運営していくためには食材の無償提供を受けることが安定して運営するのに必要となります。いかに食材を無償、または安価で供給してもらえるのかが、週に五日運営する場合の課題になります。
また週に五日の運営を継続して行うためには、ボランティアスタッフだけでは無理なので、専従のスタッフが必要となります。ではあまり収入が見込めない中で給与はどうするのか、経費はどこから捻出するのか、厨房のある建物を、できれば無償で借りることが出来るのか、専従スタッフの勤務時間はどうするのか、など多くの問題があります。
一つひとつ解決していく必要がありますが、これらの問題は協力者がいれば何とかなると考えています。週に五日の子ども食堂を安定的に運営するためには、やはり無償、または安価な食材を継続して調達ができるかどうかにかかっています。
このように食材調達や、当たり前のように子ども食堂に行きやすい環境を作ることなど課題はあるものの、子どもから高齢者まで多くの人に来てもらえるような子ども食堂のあり方を話し合いました。
「龍馬World in 四万十」のことを高知新聞が記事にしていたものを送ってくれたので読みました。記事では、講演会で脚本家の福田靖さんが語った内容の一部が掲載されていましたが、龍馬のやさしさの本質を書いていました。
「坂本龍馬の優しさは、人を包み込む柔軟性にあった。自分と意見の合わない人でも排除せず、包み込む度量があった。包み込んだ上で自分の思う方向に導くことができた。そんな力があったようだ」。
講演会で福田靖さんが話した内容から「やさしさ」の部分を記事にしてくれています。福田靖さんの講演は素晴らしいものでしたが、記事を読むと会場を包んだ空気が蘇ってきました。講演会や実施したことが記事になると後工程を楽しむことができます。来年の和歌山での大会に生かしたいと考えています。
同僚議員と団体役員の皆さんとエネルギー問題研修会に参加しました。専門の方に案内、説明して頂いたことで、わが国のエネルギー事情と将来のエネルギーの中心をどこに据えるのが良いのかなど考える契機となりました。
これまでのエネルギー需給率は9パーセントだったのですが、現在は12パーセントだと聞きました。再生可能エネルギーの比率が高まっていることが改善されている要因だと思います。再生可能エネルギーと既存のエネルギーを組み合わせてベストミックスの状態を目指すことがエネルギーの安定供給につながるものです。
将来に向けてのエネルギー問題や食糧問題を話し合う機会は少ないのですが、今回は子ども食堂とフードロスの解消を組み合わせた取り組みと、将来に向けて安定したエネルギー供給体制を築くことについて話し合うことができました。時間をこのテーマに縛った研修という機会があることで実現したものです。
良い機会を与えてくれた主催者の皆さんに感謝しています。