株式会社サンコー本社を訪問して社長と懇談する機会をいただきました。何度か本社を訪ねていますが、今回も素晴らしい話を聞かせてもらいました。
最初に、応接室には100年カレンダーが掲出されていました。過去の100年カレンダーには「恩」、未来の100年カレンダーには「志」の文字が書かれていました。
このカレンダーには「過去にご縁をいただいた方々への恩を忘れないように」の意味があります。受けた恩を忘れないの意味は両親や教師、同僚や先輩などに受けた恩を忘れないように振り返りのカレンダー仕様にしています。
未来のカレンダーに書かれている「志」は、これから向かう未来に挑む姿勢は「志」を持つことです。志を持つことで未来は切り開けます。志を持たなければ惰性の未来が待っています。そんな覚悟を示しているのがこれから訪れる年月が記された未来のカレンダーです。
社長は「これまで出会った人への恩を忘れないこと。60歳、70歳へと向かう未来に対しては志を持って挑むこと。いただいたカレンダーですが、教訓として飾っています」と語ってくれました。
過去には「恩」未来には「志」を持つこと。とても大事な言葉です。
またエレベータの中には階段を昇降するデザイン画と「ゼロ円フィットネス」の文字とが書かれたチラシが貼られていました。
社長に「運動を啓発する呼び掛けですね」と声を掛けると「これはTTPです」と笑いながら答えてくれました。そこで「TTPって何ですか」と尋ねたところ「徹底的にパクるという意味です。これは他社を訪問した時に良い教訓や言葉があれば、水平展開をすることです。私は他社の良い事例や取り組みは水平展開することは良いことだと思います」と話してくれました。
真似ることは簡単なようで難しいことで、他社のやっていることを取り入れることは勇気のいることです。難しいことを簡単にやってのけていることに感心しました。
もう一つの教訓です。何かをやろうとすれば、まず意思が生じます。意思がなければ心の中には何も生まれません。意思があって行動へとつながります。行動はとても大事なことです。やるぞという意思を持っていても、行動につながらなければ現状は変わらないからです。
行動した後には結果が待っています。良い意思を持っていれば良い行動につながりますし、良い行動をすれば良い結果が伴うことにつながります。
これだけでも素晴らしい話の数々ですが、他にもサンコーでは「サンクスカード」の取り組みを行っています。過去はカードに記入する方式を採っていましたが、今はパソコンに入力して従業員全員で共有できるようにしています。良い行いをした同僚を褒めたたえるサンクスカードの取り組みは会社の活力につながっていると思いますが、ずっと継続して実践されています。
朝一番から社長と懇談させていただき、今日の行動の活力になりました。人へのご恩に感謝する気持ちと未来に志を持って行動している社長との時間は、今日の大切な時間となりました。
- 明日から開催する「コラボ展」会場に作品を搬入し、指定の場所に展示しました。写真と絵画のこのコラボ展は10回目を迎えます。僕は昨年から出展しているので2回目となりますが、作品を出展する皆さんと一緒に準備作業を行いました。
- 来春開催予定のフェスティバル実行委員会に出席しました。春の和歌山市を盛り上げようと企画しています。毎月、一回の実行委員会を開催しながら企画と準備を進めています。