活動報告・レポート
2023年10月12日(木)
令和会
令和会

毎月一回、定例開催している令和会に出席しました。毎回、会員が交代で講師を務めて、主に外交と国防、和歌山県政や歴史を学んでいる会です。

今回は考えさせられる言葉の数々がありました。

1.メンバーの医師からの意見

「原因が分からなければ治療は出来ません。原因が分かると治療が出来るので回復に向かうことになります。痛みやしんどさが発生しても、どうしても原因が分からない症状があるので、まずは原因を特定することが必要です。原因があって病名がある。だから治療できるのです」。

これは疾病のことを指しての言葉でしたが、世の中の多くのことに当てはまると思います。原因が分からなければ対応できないことになりますし、原因が分かれば対応は可能となります。世の中の出来事で、原因が分からないことに対応することはできません。問題を解決するためには原因に対して対処する必要がありますから、真の原因が分からなければ根っこから対処したことになりません。だから何度も同じことが繰り返されることになるのです。社会での出来事は病気への対処の仕方と同じだと思いました。

2.メンバーの宮司からの意見

「英霊の遺族がお亡くなりになると英霊も消えてしまいます。英霊が忘れ去られてしまうと、戦争が起きると思います。既に遺族会の皆さんも高齢になり、後をお祀りしてくれる人が少なくなっています。遺族会の皆さんは先の大戦の記憶があり、英霊と過ごした日々と思いがありますが、その次の世代になると記憶も語る出来事もなくなっています。だから戦争の記憶がないので語り継ぐことができないのです。語り継がなければ英霊そのものが消えてしまいます。過去を忘れてしまうと、人間は必ず同じ過ちを繰り返します。英霊が消えてしまう頃、戦争は起きると思います。それをしないために英霊が消える前の今が大事なのです。私達が語り継ぐことで英霊を消さないようにしなければなりません」。

英霊が消えるとは、英霊の記憶と意思を語れる人がこの世からいなくなってしまうことを指しています。語れる人がいなくなれば、人間は同じことを繰り返してしまいます。

戦争の痛ましさ、悲惨さを知らない世代が社会の中心になって物事を判断すれば、再び同じ過ちを引き起こす危険性があります。

3.宮司からの意見

「ウクライナとロシアの戦争も、イスラエルとガザ地区との紛争も、日本人が見ているのは画面を通してのことです。実際、現地にいないので、痛ましさや悲惨さは分かりません。多くの日本人は、日本は大丈夫だろうと思っているので、戦争を真剣に捉えられないのです。もし戦争体験がある人が若くて元気でいれば、他人事と思うことなく戦争体験を語ることや、戦争を中断することを訴えると思います」。

4.元自衛隊員からの意見

「大事なことを知るためにはお金の動きを知ることから始まります。お金の動きを知れば、そこに真実が見えてくるのです。パレスチナがイスラエルを攻撃した背景は何なのかはお金の動きを突き止める必要があります。そうするとアメリカとイランとの対立が原因だと推測できると思います。私の場合、この件は一次情報ではないので、正しいかどうか分かりませんが、お金の動きからするとそうではないかと思うのです」。

その通りで、お金の動きに真実があります。誰がそのお金を所有しているのか、出資しているのかが真実を見抜くポイントです。戦争や問題が発生したとき、動いたお金を持っている人が原因を作った人なのです。動いたお金を持っていない人が関わっていることはありません。この戦争でのお金の動きを見抜くことの指摘は、世の中の出来事にも通用する鉄則です。

その他
  • 会派の視察研修会について協議を行いました。丁寧に対応してくれている皆さんに感謝しています。
  • 運転免許証の更新に行ってきました。道交法の改正に伴う注意事項、危険予知などの話を聴かせてもらえたので、今日以降の運転に役立つと思います。