今月5日に開会した和歌山県人会世界大会も閉会の日を迎えました。アメリカ、ブラジル、アルゼンチン、ペルー、メキシコ、カナダ、オーストラリア、そして韓国などで活躍している和歌山県出身の皆さんが故郷に帰ってくれました。県人会を組織している各国から和歌山県に帰ってくれる機会は、今回が2回目となります。和歌山県と県議会が皆さんを歓迎し開会と閉会の式典を行いました。また世界大会の期間中は故郷を巡るツアーを企画したところ、皆さんが参加してくれ、そこで和歌山県、故郷の良さを感じ、人とのふれあいを感じてくれたことなど実りある世界大会となりました。
本日、県民文化会館で記念式典と記念コンサートを開催しましたが、これが閉会の式典となりました。賑わいを感じた分だけ寂しい感じがしますし、始まったことには終わりがありますが、ここで終わりではなくてこれからも続いていく世界大会であることを意識した記念式典となりました。
「出会いと別れが人生だ」と言いますが、それが悲しいのではなくて「だから素晴らしい」と思いたいものです。和歌山県を離れ外国で活躍している皆さんは、なお更、故郷の風景と人情、懐かしさなどで感動と別れの寂しさを感じていると思います。そんな感情を抱くことが人生の良さであり、生きていることだと思います。
笑顔もあれば寂しさもある。世界大会で感じたことですが、だから人生は素晴らしいのだと思います。世界大会を開催していなければ出会えない人もいますし、今日の感動もなかったのです。
記念式典では薮下将人さんが、故郷そのものを歌い上げてくれました。和歌山県とここで暮らす人達の温かさと、誇りに思える故郷は私達が築いていくものだと悟らせてくれるものでした。行動を起こすことがなければ、将来も故郷は良くなりません。現在の故郷は先人達が思いと行動で築いてくれたものですから、将来の故郷は私達が築くべきものです。
シンガーの薮下将人さんは「頑張れ、大人達」と歌ってくれましたが、和歌山県で暮らす大人達が将来の故郷を築くことになるのです。そうでなければ、他に誰が築いてくれるのでしょうか。
和歌山県人会世界大会を通じて、どの国で生活をしていても自分の周囲で豊かで安心できる環境を築くのは自分であることを認識させられました。
和歌山県から外国に移住した人の数は約33,000人だと聞きました。これは広島県、沖縄県、山口県、そして福岡県に次いで全国で第6位の数字だそうです。この数字には、未知なるものに果敢に挑戦する県民性が表れています。
和歌山県を出て、見たこともない国で、その土地で生活の基盤をつくり上げたことは「本当に凄い」の言葉以外に見当たりません。和歌山県民には、そんな先進性と挑戦する心の遺伝子が組み込まれているのです。21世紀でも十分発揮できる力が備わっているのです。
そんなことを知っているかのように薮下将人さんは「頑張れ、和歌山県の大人達」と励ましてくれています。「和歌山県の明るい将来を築いて欲しい」との期待に応えることが大人達の責務だと思います。今回、第2回目となる和歌山県人会世界大会が開催されたことを誇りに思いますし、この先も続くことを願って皆さんにお礼を伝えます。ありがとうございます。
- 第2回「光る学園発表会」が開催されました。開会にあたって挨拶とオープニングの一曲を歌わせていただきました。皆さんとの時間を楽しむことが出来ましたことに感謝いたします。つつじが丘から応援に来てくれて前列で応援してくれたWさん、岩出市から応援に来てくれたYさんに深く感謝しています。
- わかやま商工まつりに参加しました。出店していた防災用品研究所と女性部のコーナ―に立ち寄り、交流機会をいただきました。防災への備えの話と来年開催する「龍馬World in 和歌山」の話を交わしました。