東京から和歌山市を訪ねてくれたMさんと打ち合わせを行いました。お忙しい中、昨日から和歌山市入りしてくれ、今日の会議に備えてくれました。午後からの会議で説明するために前日入りして現地視察をしてくれていたこと、課題を整理してくれていたことに感謝しています。
普段は電話で会議をしていますが、これまでたくさんの感銘を受ける言葉を伝えてくれています。
1.「動かなければ動きにならない」
これは何かをやろうとしている私達が動かなければ、周囲を動かす力にならない。だから計画が未完成であってもまずは自らが動くこと。資料を作る、話を聴いてもらう、説明会を行うなど、直接、訴えかけることで、次の動きにつながることです。
東京から会議のために来てくれたことも、動きを作っていることになります。
2.「歴史を作る仕事はやりがいがあります。そのご縁に恵まれたので優先順位をあげて取り組んでいます」
歴史を作る仕事に出会える機会はそれほど多くありません。むしろ「一度もない」と言う方が正解だと思います。先に記載したように、自ら動きを作る人の元に機会が訪れるものだと思います。
3.「今やっている仕事を全てやり遂げようとすれば、あと200年ぐらいは必要となります。だから優先順位をつけて10ぐらいに絞っています」
200年分の仕事の依頼があることは凄いことですし、優先順位をつけられる価値観を有していることも凄いことだと思います。人生においてあれもこれも関わっている時間はありませんから、自ら価値に基づいて絞り込むことは凄いことです。
4.「できるかどうか分からないけれど、今やろうとしなければ一生やれることはないです。やった結果は別として、やろうとしなければできないのです」
やったからと言って結果が出るとは限りません。結果が出ないこともあります。しかし、やろうとしなければ確実に結果はゼロです。動くことで周囲に影響を与えることが結果を出すために必要なことです。内心に留まっている限り、周囲に影響を与えることはなく結果も得られません。
5.「直ぐやりましょう」
これは「問題が発生した場合、抱えていないで、直ぐにそのことをできる人に依頼しましょう」との意味です。自分で解決できる問題であれば自分で考えればよいのですが、自分で解決できなければ人の助けを借りる他ないのです。できる人に依頼することは問題解決の鉄則だと思います。
とにかく行動力のある方です。でも何かをやろうとした時、行動力のある人がチームにいなければ「小田原評定」となり、何も決まりませんし進みません。いるだけの人が10人いるよりも行動力のある1人の存在の方が推進力になります。Mさんの熱量を分けてもらいました。
午後からの会議では、和歌山市在住の参加者にこの熱量が伝わったと思います。
ところで会議の前に「和歌山ラーメン」を食べに行きました。地元にいると小さい頃から慣れている味ですが、Mさんは食べながら「おいしい、おいしい」を連発してくれました。
「東京にも和歌山ラーメンがあるけれど、和歌山で食べるラーメンはおいしい」と話してくれました。感想を聞いて「和歌山ラーメンの力」を感じました。和歌山県の魅力を発信する力になるものです。
午後からの会議では説明用の動画を使いながら、約3時間の熱弁を奮ってくれました。参加してくれた皆さんの心も震えたことだと感じています。皆さんの心の温度を熱することができたことを願っています。