県議会定例会は一般質問初日を迎えました。初日は4人が登壇して県政の課題について議論を交わしました。災害への備えやデジタル社会や地域振興など、それぞれの議員の視点で課題を取り上げ、当局と質疑を行っています。議場でいることで、県政の課題を共有することができています。
また県議会一般質問を終えてから「和歌山県議会2025年日本国際博覧会推進議員連盟」の勉強会が開催されました。
議題は「大阪・関西万博の成功に向けて」で、鶴保参議院議員が担当してくれました。
開会までの日数は570日余りとなっていますが、会場建設とパビリオン建設が遅れています。基盤インフラと工事環境に関しては、依然として施行環境の整備が課題となっています。
主要建築物についても建設事業者は未定であり、資材費高騰や人材不足の中、内外装と展示を着実に進める必要があると認識されています。
そして海外パビリオンについては、参加国が内外装と展示を円滑に進めるための支援が必要であり、中でも、参加国が建設する形式は楽観視できない状況で、早急に参加国と建設事業者との調整が必要となっています。開会までに間に合わせられるか楽観できない状況にあると説明してくれました。
但し、会期を遅らせることは考えていないので、何が何でも2025年4月13日の開会に間に合わせることを伝えてくれました。
また空飛ぶ車についても、導入が出来るかどうか分からない状況ですが、何とか運行したい旨の説明をしてくれました。空飛ぶ車に関してはアメリカ、ドイツ、イギリスで実機があるので万博での運行は可能ですが、日本で開催する万博なので「国産の空飛ぶ車を運行しなければ意味がない」のです。だから国産の空飛ぶ車の開発を急いでいる状況となっています。
ところで空飛ぶ車のイメージですが「気軽に乗れる車」だそうです。手続きが複雑で乗車することが厳しい乗り物ではなくて、気軽に移動手段として利用できるイメージだそうです。もし万博で運行されて定点から定点に移動することが実現すれば、世界で初めての運行となるようです。そうであれば尚更、「大阪・関西万博」で実現して欲しい企画だと思いました。
さて万博のコンセプトは「未来社会の実験場」ですが、どのような実験をするのかも説明してくれました。それはモビリティ、エネルギーと環境、デジタル、健康と医療、観光、食、文化、教育、スポーツ、科学技術となっています。
これらの主な施策の事例として、空飛ぶ車、自動運転の推進、水素・アンモニア発電、福島復興の発言、そして中小企業、スタートアップのPRなどとなっています。
2025年がわが国と世界の未来社会の実験場となりますが、言葉だけで捉えると十分に想像できるものです。しかし万博のプロデュサーがテーマ事業の概要を発表しているように、私達の想像を超えた叡智が詰め込まれると思います。2025年の時点での未来の想像はどんなイメージなのでしょうか。説明を聴いて楽しみになってきました。
和歌山県電力総連定時大会にお招きをいただきました。議会開会中のため途中からの出席になりましたが、代議員の皆さんに挨拶の時間を頂戴しました。
挨拶の中で開会中の県議会話題に触れ、今日、聞いたばかりの「大阪・関西万博」について伝えました。工期が遅れていることから大会開会まで予断は許しませんが、延期を考えていないので2025年の開会に向けて関西から盛り上げたいことや、空飛ぶ車の利用はカジュアルな感覚で乗れることなど、楽しさが溢れていることを伝えました。もちろん万博の後工程は和歌山県観光へと誘いたいと考えています。