令和5年9月県議会が開会しました。補正予算案として約213億3000万円の提案がありました。先の台風第2号にかかる海南市への復旧費の支援や被災した農林水産施設への復旧に要する経費などの予算となっています。
また県政の主な動きは次の通りです。
和歌山県人会世界大会が10月5日から4日間開催されます。今回が第2回目となる世界大会で、世界各地から和歌山県出身の皆さんが集まってくれることを楽しみにしています。
今回、南加会所属でロサンゼルスからも皆さんが来県してくれますが、大会でお会いすると共に、個人的にお会いできる機会を楽しみにしています。丁度、南北アメリカ議員連盟から「個人的におもてなしをしてください」と依頼があったので「既に予定しています」と答えられたので、ロサンゼルスから来日される皆さんとのご縁を嬉しく思っています。
観光振興については「大阪・関西万博」と和歌山県観光を組み合わせた売り込みを話し合っているところですが、新しい和歌山県のキャッチフレーズは「聖地リゾート和歌山」なので、わが国が誇る歴史と文化を持っている和歌山県こそ聖地であり、この機会にお越しいただくことを訴えたいと考えています。
令和8年、和歌山県で第49回全国育樹祭を開催することが決定しました。年度内に基本方針を策定し、来年度から準備に取り掛かる予定にしています。全国に和歌山県をアピールする機会となるものです。
以上の議案提案を受けて、今議会で審議することにしています。
現在、皆さんから、地球環境保全に資するような大型の再生可能エネルギー導入を進めるべきであるとの意見や、老朽化した橋の補修、改修が少ないように思うけれど大災害が発生している中、早急に老朽化対策の必要性があるのではないですか、などの意見を頂戴しています。
またIRに代替するような県民の皆さんの希望になるような新政策の立案も強い要望をもらっています。これは「和歌山県の今も大事ですが、人口減少と高齢化が確実に進展する和歌山県にとって将来の姿を描くことはもっと大事です」という意見から来ているものです。
和歌山県は現状維持では衰退に向かうことは確かな未来なので、将来のあるべき姿を描いて、そこに向かう政策を検討することが重要です。今と将来を見据えた政策の議論を交わしたいと思っています。
中学校一年生の時の担任の先生が訪ねてくれました。先生は現在87歳ですが、とてもお元気で変わりがないのです。もちろん、体形は現役時代と比較して痩せていますが、車の運転も歩行も、走ることもでき、とても元気なのです。笑顔で話を聴かせてくれたことを嬉しく思っています。
「私が東和中学校にいたのはたった一年でした。一年で転勤したので特別何かを残したとは思っていませんが、何人かの記憶に残る生徒がいます。片桐君はその一人です」と言って、先生が記して発行した小冊子「教職員時代のエピソード特集」を見せてくれました。
冊子のページをめくると、確かに「生徒」項目で、「記憶に残る生徒、片桐」と記されていました。
僕も溌剌とした先生として深く印象に残っているのです。保護者会のとき、母親と懇談した先生が体育館に来てくれたことを覚えています。何故、先生が体育館に来たかと言うと。母親から「息子は柔道部に入っているので、体育館で稽古をしています」と言ったからなのです。この話を聴いた先生が「では息子さんの稽古を見に行きましょう」と言って、母親と体育館に来てくれたのです。
クラブ活動の場に担任の先生と母親が来ることは珍しくて、当時は中学生ですから「来なくても良いのに」と思ったものです。
先生の記憶では「運動会のリレーで先生は一気に前のランナー抜き去って一位でゴールした」ことや「走り幅跳びで驚異的に飛んだこと」があります。とても溌剌として爽やかな先生だったのです。
そんな先生が元気な姿を見せてくれたことは嬉しいことであり、「まだ20年は大丈夫です」と話してくれたことも嬉しいことです。
本日、訪問していただいたことに感謝しています。