活動報告・レポート
2023年9月4日(月)
経営者との懇談
経営者との懇談

今月も、現在100歳の経営者の方と懇談する機会をいただきました。毎月一度、懇談の日を設けてくれているので、この日を楽しみにしています。代表取締役会長として今も経営者として活躍していることや、代表取締役に就任して50年以上の経験を持っているので、毎月のように経験からくる話を聴かせてもらっています。

会長から繰り返して教えてもらっているのは、当たり前のことが当たり前でないことだと言うことです。

人に対して親切にすること。長続きする秘訣は人に親切に接することであり、怒りや恐れで人はついてこないことを教えてくれています。会社にとって従業員さん、取引先、お客さんを大切にすることが事業継続に必要なことだということです。

健康でいられることに感謝してください。仕事や人間関係で困ったことがあれば、それはストレスになるので健康を害します。事業においても個人的にも、ストレスを感じない良い人とつきあうことが大事なことです。

人と会うことはとても大事なことです。関心の領域が増えますし、新しいことを知る刺激は次に向かう活力になります。現状で満足しているようでは成長できません。

毎月一回、顔を合わせることは嬉しいことです。人生において、訪ねてくれる人がいることは有り難いことですし、よいご縁は大切にしなければなりません。困った時に助けてくれる人がいることに感謝です。

神様でも仏様でも信じられるものを持つことは大事なことです。私は経営者になってから毎月、氏神様にお参りに行っています。人智を超えたものがあると信じているからです。自分の力が及ばない場合、事態を打開したい場合は、人智を超えた力に頼ることも考えておくべきです。

人には親切にすることと、願っていたことがうまくいった時は、感謝の気持ちを持つことです。自分の力なんてたいしたことはありません。全ては周囲の人の力をお借りしてできることばかりです。みんなの力を借りられると、そこに人智を超えた力もいただけるのです。

以上のように、人には親切に接すること、健康でいること、人と会うこと、感謝の気持ちを持つことなどは、当たり前のことのようですが、実際、どんな局面でも同じ心の状態でいることは難しいのです。

丁度、今日、拝見した資料の中に次のような言葉がありました。

「人は元々弱い生き物なんです。弱い自分に苦しむことが大事なんです。それなのに、心の苦しみから逃れようとして強くなろうとする。強くなるということは、痛みに鈍感になることなんです。自分が強いと錯覚した人間は、優しさを失い他人を攻撃する。自分の弱さと向き合い、それを大事にしなさい」という言葉です。

自分が強いと錯覚して優しさを失い攻撃することは、本来の人間のあり方ではないという教えです。この言葉から、弱い生き物だから助け合って生きていくことが自然界の人間の生き方なんだと思います。

100歳まで現役でいるこの会長は、芯は強いけれども人には親切に接している人です。「人を攻撃すると人は去っていきます。ここで言う攻撃の種類は問いません。暴力は話になりませんが、噂話を流布することや人を貶めようとする行為など、全ての攻撃は攻撃をしている人の人格を下げることになります」と話してくれました。

今月も大事な教えをいただきました。これからも毎月一度の懇談の機会を楽しみにしています。

政策学習会

2024年度に向けた政策学習会に参加しました。新年度に向かって知事に提言する政策を、これまで議論をした末にまとめたものですが、仕上がったので事務局から最終分の説明を受けました。説明を聞いたところ、僕が提言した政策も「2024年度政策・制度要求と提言」に反映されていました。本年度も上期の最終月に入りました。下期から来年度へと県政は動いていくことになります。