今年の秋も「和歌の浦万葉薪能」が開催される予定です。コロナ禍で中止していましたが、昨年から開催しています。今年も和歌山市で万葉の文化に浸れる時間を得られることになりますから、皆さんにお越しいただけたら幸いです。
普段、狂言やお能を鑑賞する機会はないと思いますが、和歌の浦を舞台として毎年、開催してきたので文化度の向上に資していると思っています。主催団体の役員の皆さんの取り組みに深く敬意を表しています。
本日、役員の方から、今年の実施内容を聞かせていただきました。屋外に設置される万葉の舞台、海の音と頭上に見える満月。和歌の浦で、万葉の文化を楽しめる内容になっていると思います。
正木照夫先生の「和歌山県教育功労賞受賞記念祝賀会」に出席させていただきました。既に令和元年度に受賞していたのですが、コロナ禍の影響で今日まで延期になっていたものです。主催は拓殖大学学友会和歌山支部で、卒業生を始め先生とご縁のある皆さんが出席されていました。
祝賀会では発起人代表の鈴木宗男先生を始めとする来賓の方々が「正木先生はご縁を大事にする人」「私達は一人では何もできないので、人とのご縁がとても大事です。ご縁のある人だけが今日集まりました」などの言葉を伝えてくれました。
全ては良い人とのご縁をいただくことが大事なことで、つないでもらった良いご縁の広がりが、さらに良いご縁をつないでくれるという循環です。
そして「正木先生は人と人をつなぐ名人です。ご縁を作ってくれる人であり、今日も正木先生がご縁を作ってくれたと思います」と伝えてくれました。
来賓の方々を始め、先生の同級生はずっと「良いご縁をいただいた」と話していたように、40年以上に及ぶ良いご縁でつながっています。先生の同級生以外の私達は、その良いご縁に乗せてもらっている感じです。
さらに鈴木宗男先生の言葉で印象に残ったことがあります。
「私達、三人の同級生は三バカと言われていますが、バカと言ってもらえることは有り難いことなんですよ。多くの人はバカになれないから。バカになれたら怖いものはなくなりますから、自分がやりたいことができるバカでいいのです」と話していたことです。
自分がバカだと思っている人は少ないと思いますが、バカになれる人は心の強い人だと思います。バカになったら人の視線を気にしないで出来ることはありそうですし、バカとは自分をさらけ出すことだと思います。バカになるのは簡単なようで出来ないことです。
試しに「バカか、お前は」と人から言われた場合、多くの人は怒ると思います。「そうなんです。僕はバカなんです」と答える人は極めて少数だと思います。
そんな自分を出し合える祝賀会は、東京から、拓殖大学同窓生、地元の皆さんと和歌山市から皆さんが交流し合える機会となりました。これもこの祝賀会が開催されていなければ、ご縁をいただけなかった人の集まりだったと思います。
今回、先生がつないでくれた、絆で結ばれた良いご縁を大切にしていきたいと思っています。
正木先生の記念すべき祝賀会に出席しての感想です。
正木先生は柔道一筋、一つの道を歩いてきた方です。自分の道はこれだと信じて、その道を歩いてきた人生だったと思います。これからも柔道という一つの道を歩いていくと思います。私達は、そして子ども達に一つの道を歩いていくことの凄さを知り、誰かに伝えていくべきだと思います。教師として教壇に立ち、柔道選手として、教師として生徒を教えるという一つの道を歩いて来たことが、教育功労者表彰につながったと思います。その功績を皆さんと一緒にお祝いできる機会をいただいたことに感謝しています。
正木先生、受賞、おめでとうございます。