活動報告・レポート
2023年8月20日(日)
陸奥宗光伯の法要
陸奥宗光伯の法要
陸奥宗光伯の法要

陸奥宗光伯と坂本龍馬の法要を高野山の無量光院で執り行いました。今回「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」と「紀州 宗光龍馬会」が主催し、二人の偉人と明治維新の志士達の法要を執り行ったものです。

2人の偉人の功績を称えることに加えて、令和6年に和歌山県で開催予定の「龍馬World in和歌山」の成功を併せて祈願してきました。

陸奥宗光伯の法要

ところで高野山と陸奥宗光伯とは深い関係があります。幼少の頃、和歌山城から十里払いとなった陸奥宗光伯は、現在の橋本市高野口に行き、庄屋の家に預けられたと聞いています。

さらにその後、陸奥宗光伯は高野山に向かうことになります。しはらく高野山で過ごした後「この子の才能をここで埋もれさせてはいけない」と思った周囲の大人達の勧めがあり、高野山から江戸に向かうことになるのです。

陸奥宗光伯の高野山時代の余談ですが、当時、武士階級以外の人は剣術を習う事は許されていなかったようです。しかし紀州藩は海岸線が長く、武士だけで外国船からの襲来を追い払うことはできないとの懸念があり、紀州藩では武士階級以外の子どもたちも剣術を習うことが許されていたと伺いました。

陸奥宗光伯の法要

にも拘わらず陸奥宗光伯が剣術を習わなかったのは、剣術を習うための授業料が必要だったからです。貧しい境遇に置かれていた陸奥宗光伯は、高野山で剣術を習うことなく過ごしたようなのです。従って頭は良いけれど武術、剣術は苦手だった子どもだったと伺いました。

そんな折、京都にいた陸奥宗光伯の父親である伊達千広の下に、坂本龍馬がやって来たのです。当時、伊達千広は全国的に有名な学者だったのです。訪ねてきた坂本龍馬との懇談の結果を父は陸奥宗光伯に伝えたのです。

「坂本龍馬という面白い男が訪ねてきた。お前と年齢が近いから、一度、会ってみると良い」。

これが宗光と龍馬の出会いでした。二人の出会いは、陸奥宗光伯の父親がつないだご縁だったのです。この2人の出会いから、幕末から新政府に向けての歴史が始まったのです。

陸奥宗光伯の法要

こんな当時のエピソードを聞かせてもらいながら、陸奥宗光伯と坂本龍馬の法要を執り行いました。

今年も二人の英雄の法要を執り行ってくれた無量光院からは「今年もよくお参りしてくれました。偉人を称えることは歴史を学びつなぐことであり素晴らしい活動だと思います。本当にありがとうございました」と伝えてくれました。

夏の高野山は涼しいと思っていたのですが、本日の気温は摂氏34度の暑さで、和歌山市とほとんど変わらない暑さでした。

陸奥宗光伯の法要

今年も無量光院さんの協力を得て、無事に法要を執り行うことができました。この国の平和と来年の全国大会の成功を祈願できた法要となりました。協力と参加してくれた皆さんに感謝しています。

涙の訴え

突然のことですが、友人のZさんから電話がかかりました。しかも携帯電話の先から涙声が聴こえてきたのです。「何かありましたか」と尋ねたところ、次のよう話をしてくれました。

「一昨日、片桐さんの友人のXさんを訪ね、約2時間、二人で話をさせてもらいました。

そのお陰で、本当に久しぶりに笑顔になることができました。こんなに笑顔になれたのは、何ヶ月ぶりだろうと思いました。

片桐さんの友人のXさんは瞳が水のように澄んでいて、心がとてもきれいな人だと分かりました。心がきれいなのに、私が騙されるような厳しいビジネスの世界で戦い抜いていることは凄いことだと思いました。ビジネスを純粋にやっているこの人と、一緒に仕事ができたらいいなと純粋に思いました。こんな真っすぐな人と会うのは初めてだったのです。

食事を摂りながら懇談している約2時間は、とても楽しくて、ふわふわ、ワクワクする時間だったので、私にとって夢のようでした」と話してくれました。

落ち込んでいる理由について話を伝えてくれたのですが、これまで信じていた人に騙され、お金をとられてしまい、そして社会の隅に追いやられるなど、人間不信に陥っていたのです。

一昨日、Xさんと会って「社会は信頼できない人ばかりがいる訳ではない。悪い人もいるけれど良い人もいる」と思ったそうです。そして「世の中には自分を笑顔にしてくれる人がいる。ビジネスの話でこんなにワクワクさせてくれる人がいる」。そう思ったことで、「もう一度再起してみようという気持ちになりました。片桐さん、Xさんにお礼を言ってくださいね」と伝えてくれました。

プロジェクト名は「ゼロプロジェクト」と名付けているようですが、ここから反撃することになるこれからの活躍を楽しみにしています。

それにしても素晴らしい話を聞かしていただきました。友人ですからXさんについてはよく知っているのですが、友人が褒められることはとても嬉しく自慢したくなりました。

早速、Xさんにもこの話を伝え、共通の友人にも伝えました。友人の評判に関する嬉しい話は、友人間で共有することで何倍もの喜びになります。

34度もある暑い夏の高野山でしたが、清涼剤のようなこの話に癒されました。