僕の好きな言葉に「微差は大差」があります。ホームペ―ジの自己紹介にも書いているのですが、行政職員さんと打ち合わせをしている時「片桐さんの言葉の中に『微差は大差』がありますね。私も現場感覚で微差が大きな差になると思って注意しています」と話してくれました。
思わず「ホームページを見てくれているのですか」と尋ねたところ「僕は片桐さんに会ったことがありますよ。公園で開催されていたイベントに行ったところ、大谷選手のユニフォームを着ていた片桐さんに握手もしてもらいましたよ」と答えてくれました。
職務に熱心で誠実な職員さんだと思って話をしていたのですが、このような嬉しい話が挟まったので親近感を覚えました。人は自分のことに関心を持ってくれる人に親近感を感じるものです。ホームページを見てくれていたことは有り難いことであり、会う前にしっかりと事前調査をしている姿勢に好感を持ちました。
そして話を続けました。
「現場に行くと肌感覚で分かることがあるんです。職務で質問をしていると、ちょっとした微妙な違いを感じることがあります。そこに気づいて自分なりに組み立てていくと『おかしいな』と思うので、本格的に調査に着手するんですね。その結果、微差が大差になっていくケースもあるんです。だから私は現場で感じたことを仕事に反映させるよう、大事にして考えています」と話してくれました。
とても職務に誠実で、常に現場感覚と照らし合わせて正しい処理をしようと考えている職員さんです。組織にとって人材は宝物ですが、可能性を秘めた職員さんだと思いました。
上司の方は「夜の時間など仕事時間以外であっても、対応が必要なことがあれば現場に行ってくれます。頼もしく思っていますが、人の見方によっては熱心さが逆になるケースもあるので、走り過ぎないように手綱をしめる時もあります。彼は見ての通り真面目で熱心なので、熱心なあまり行き過ぎると危ないと思うことがあるので、そんな時は話をするようにしています。つぶしてはいけない人材だと思っているので、片桐さんも見てあげてください」と話してくれたのです。
僕もその通りだと思います。人は言葉によって心に傷がつきやる氣を失うことがあります。そんなことで人材をつぶしてはいけません。熱心な人ほど懸案事項に突っ込んでいくので周囲が注意する必要があります。人のために行動する人ほどリスクも高まっていくので、周囲の支えと信頼できるチームメンバーが必要なのです。
「今日、話が出来て嬉しく思います。今後、支援できることがあればやるので言ってきてください。熱心に職務に取り組む姿勢と誠実な説明を聞いてこの結果はお任せしますので、よろしく頼みます」と伝えました。
爽やかな気分になって会議室を退室しました。彼はいつか管理職になると思いますが、このまままっすぐに伸びて欲しいと願っています。
- 「紀州 宗光龍馬会」の今後の活動について協議を行いました。全国に龍馬会がありますが、令和6年度の「龍馬World in和歌山」開催に向けて、他県の「龍馬会」との連携を一層図ること や、挨拶に訪問することも課題だと話し合いました。
- 和歌山県に台風が接近してきたので情報収集と事務仕事に時間を費やすことになりました。和歌山市内では夕方から台風の影響で雨風が激しくなってきたので、待機しながら状況を把握します。
明日の午前、和歌山市に台風が最接近すると思いますので、戸締りの強化や安全対策など、くれぐれも注意をしてください。