活動報告・レポート
2023年8月2日(水)
上原ハツさん
上原ハツさん

昨日お会いしてシカゴで発刊されていた新聞「ミッドアメリカ」を見ながら懇談したのが、創業者の上原将孝さんの姉の上原ハツさんです。バックナンバーを見ながら弟の生き様や新聞の話を聴かせてもらいました。59歳の若さでお亡くなりになったシカゴ在住の弟さんの意志とハツさんの願いも聞き取りました。

今朝、ハツさんから電話があり、

片桐さんと話をして、私のこれからの生き方が変わりました。これまで弟のことは、和歌山の人は誰も知りませんでしたし、誰にも「ミッドアメリカ」の誌面を見てもらったこともありません。片桐さんが私の話を聴いてくれたお陰で、久しぶりに「ミッドアメリカ」を取り出しました。

誌面を見たら懐かしい弟の記憶が蘇り、涙が零れました。日本とアメリカの文化交流のため新聞を発刊して、日本や地元の日系人のことを思い、仕事に生きた人生でした。その志は誰にも語ることはありませんでした。

でもこれでは弟の人生は何だったのかと思ったことや、片桐さんなら将来を支える人なので、勝手なことですが弟の話をしても大丈夫だと思いました。

私がこの世を去った後からで結構なので、いつか和歌山県がシカゴと交流してくれると嬉しいことです。人生を賭けて発刊していた「ミッドアメリカ」がシカゴ大学図書館に保存されているので、図書館を訪ねて私の代わりに読んでくれたら嬉しいです。

昨日、片桐さんと会ったことで私の人生が変わりました。これからの人生を楽しみにしていますし、和歌山県に期待したくなりました。ありがとうございます。

とお礼の連絡をもらったのです。

何と嬉しい話なのでしょうか。出会いがハツさんの人生を変える出来事につながったと聴いて「こんな素晴らしいことは滅多にない。素晴らしい時間だったと思いますし、話し合ったことが転機になるなんて思いもしませんでした」。お会いした結果がそうなったことを喜びたいと思います。

ハツさんが当時のことを思い出して涙を溢してくれたこと。当時の想いと弟のことが蘇り「少しでも和歌山県のために活かしてあげて欲しい」と託してくれる心境になったことに感謝しています。

ハツさんは「私の人生は弟たちが好きな道に進み、成功することを後押ししてきた人生だったと思います。お陰様で弟たちは良い人生を生きてきたと思います。私のこれからの人生は、そんな弟たちが築いてきたものを誰かに引き継ぐことにあると片桐さんと話して思いました」と語ってくれました。

人生が変わる瞬間にいられたことは光栄なことであり、その気持ちを理解できていることを嬉しく思っています。

秋に開催される和歌山県人会世界大会にはハツさんの弟であり「南加和歌山県人会」の前会長が来県する予定です。ハツさんの弟にお会いできることを楽しみに待っています。

引き揚げに関する会議

和歌山市と東京を結ぶ関係者で「引き揚げに関する会議」を行いました。プロジェクト体制、資金計画について話し合いました。原案に基づいて議論を交わした結果、「可能性のあることからやってみよう」となり動き始めることにしました。

東京、和歌山県、長崎県、そして高知県が連携することで、何かが始まります。楽しみなプロジェクトの会議に参加した私達も期待しています。

ゴールド笑の会

定期開催している「ゴールド笑の会」の会合がありました。メンバーが集まり最近の出来事やこれからの活動について懇談しました。今後のインドとの経済交流や人工衛星に関してメンバーがいるワシントンDCの情報も活用することなども話しました。

時間を共有させてもらったことに感謝しています。