「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」総会を開催いたしました。今回、令和4年度の事業活動報告と決算、および令和5年度の事業計画案と予算案などの審議を行いました。審議の結果、全ての議案は承認され、既に4月から活動はスタートしていますが、改めて新年度のスタートを切ることができました。
なお、令和5年度実行委員会の取り組みとしては、8月に高野山無量光院にて陸奥宗光伯歿後126回忌などの法要を行い、9月は太刀ヶ谷神社の大祭に参加する予定です。
そして10月には高知県四万十市で開催される「龍馬ワールド」に、実行委員会から多数出席する予定になっています。この場で大会旗を高知県から和歌山県が受け取ることを予定していますので、和歌山県の皆さんには期待していただきたいと思います。
令和6年2月、紀元祭講演会として「陸奥宗光と坂本龍馬―不平等条約改正130周年―を伊太祁曽神社で開催する計画になっています。
次に令和4年度の主な事業結果は次の通りです。
8月「有事に備えよう歴史から学び、未来につなぐ生命の選択」と題して、高校生に有事に備えることのディスカッションと発表をしてもらいました。桐蔭高校と向陽高校の生徒に参加してもらっての発表はレベルが高く、皆さんと和歌山県の未来に期待できる内容となりました。
その他にも、加太中学校での授業や「陸奥宗光外務大臣に学ぶ」学習会を開催して結果を残しています。
以上の活動実績を確認することができ、故郷の偉人が全国に誇れる人物であることを発信できたと信じています。令和6年度は、陸奥宗光伯を先輩である坂本龍馬と共に全国レベルの偉人として称えたいと考えています。
坂本龍馬の弟子として、明治新政府で活躍したその人の功績を広めることが、もっと坂本龍馬を称えることになり、将来とも教科書に乗せるべき偉人であることを確約する活動へと展開したいと考えています。
この実行委員会は小さな団体ですが、企画力と活動の領域は全国レベルです。和歌山県が輩出した偉人と「記紀」から始まる歴史は偉大であり、全国に広めていく価値があると信じています。
優れた歴史であっても、優れた功績を遺した偉人であっても、語り継がなければ消えてしまう恐れがあります。特に和歌山県は故郷の偉人について語る機会が少なく、全国レベルにまで押し上げていないようです。そのためその功績を知る人も少なく、未だに県内でさえその功績と志、紀州藩から和歌山藩になる明治維新前後の物語は知られていないのです。
偉人の優れた功績と志を知った人が発信をすることで、その功績と志を現代によみがえらせることができます。歴史を受け継ぐ、県土発展を引き受けることは知ることから始まり、志を持って行動することが歴史を継続させることになります。そんな意志を持って活動しているのが「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」なのです。
総会において実施結果や数字などの審議する以上に、意義のある実のある活動を行っています。令和5年度も継続していますし、これまで以上の活動を展開して次年度につなげていきます。
総会に参加された皆さん、建設的な議論と次年度につながる提案いただいたことに感謝しています。ありがとうございます。
障がい者グループホームを訪ねて皆さんと会ってきました。夏の暑さに負けない元気な姿に接して、夏を乗り切るための元気球をいただきました。