人の良いことの話を伝えることは、とても「良い」ことです。こんな挨拶がありました。
「良いことを聞いたので、皆さんに伝えたいと思います。一つはKさんが感謝状をいただいたことです。県美術家協会からの感謝状ですが、この協会は自分で入りたいと思っても加盟できない団体なのです。長年の芸術活動が評価されて表彰を受けたものなので、皆さんと一緒にお祝いしたいと思います。現在、作品展が開催されているので鑑賞に行って欲しいと思います。
ふたつ目が小学校への、夏休み期間中のポスター作品の案内です。ポスター展の説明をしたその日に、担当者が学校に行ってくれました。全て一人で対応してくれたのです。このことは良いかどうかは別にして、使命感と迅速さは素晴らしいと思います。褒め称えたいと思います。
みっつ目は、手術、入院していたお二人の方が退院して元気な姿を見せてくれたことです。元気な姿を見せてくれたことが嬉しいことです。無理をせずに一緒に活動できることを嬉しく思います」という話です。
嬉しいことを話すことは「嬉しい」ことです。自分の事は自分では言えないものなので、表彰されたことや人知れず活動していることに氣づいた人が、周囲の人に伝えることが大事なことです。悪いことは噂として広がりますが、何故か良い行いはなかなか伝わりません。
見てくれている人がいることを知ると、さらに活動に拍車がかかります。良い行いはみんなに伝えたいものです。
早速、僕はKさんの作品が展示されている写真展に行き、鑑賞してきたことは言うまでもありません。そこで話をしてくれた方とも会ったので、お互い笑顔で挨拶を交わし気分が良くなりました。
先の7月19日、短時間ですが県政報告を兼ねて挨拶をしたことがありました。幹事の方から電話をいただきました。
「片桐さんが帰った後の話です。みなさんからの印象が良くて良い方だと評判でした。もっと話を聞きたかったです」「次も来てもらえるのかな」「これまでの活動実績を教えてください」などの声があったそうです。
そこで「片桐さん、次回は半年後ぐらいになりますが、その時は来てくれますか。活動実績を知りたいというので、私がいただいている活動実績や経歴などを渡してもいいですか」と伝えてくれました。
僕からは「もちろんです。そんなに話してくれていることを嬉しく思います。資料を持って行きますよ」と話しました。直ぐに感想を聞かせてもらえることは有り難いことであり、しかも好評だったと知らせてもらえたことは、これからの活動の励みになります。挨拶の機会に加えて感想を届けてくれたことに感謝しています。ありがとうございます。
元組織の役員の皆さんと懇親会を行いました。懐かしくて、顔を合わせるだけで嬉しいメンバーとの懇談は時間の速さが違いました。午後6時からの懇親会ですが、語り合っていると10時30分を過ぎていました。お客さんでいっぱいだった店内も、氣がつくと空席になっていたほどです。周囲に氣づくことなく懇談できた時間は、まるで魔法にかかった時間でした。何年経っても、何歳になっても、共に戦ってきた仲間との時間はかけがえのない時を刻んでくれます。
何気ない会話も、真剣に語った話も、そして次回に繰り越した話も、全てが嬉しい時間となりました。皆さんに感謝しています。楽しい時間をありがとうございます。