昨日の「陸奥宗光と和歌山」にはたくさんの方々が来場してくれましたこと感謝しています。ありがとうございます。来場してくれた皆さんから「良かったですよ」などの感想を聞かせてもらっています。
・語り部の皆さん
「和歌山県の偉人について知るきっかけとなりました。由良さんや山東さんの名前は知っていましたが、詳しく解説してくれたので今後の語り部の参考になります。そして陸奥宗光と坂本龍馬の関係と維新から新政府で成し遂げた志を知ることができましたが、これは驚きでした。これまで語り部として県内を案内してきましたが、陸奥宗光のことを取り上げたことはなかったのです。しかし宗光と龍馬に関する熱心な話を聴いて取り上げようと思いました。今年の企画は決まっているのですが、来年の企画はこれから検討するので、陸奥宗光と坂本龍馬、そして紀州についてコース設定したいと思います。素晴らしい偉人を巡るコースのヒントをいただきました。来年の紀州の歴史を巡る語り部のコースとして宗光と龍馬を取り上げますので、是非アドバイスをお願いします。参加して本当に良かったです」という感想を聞かせてくれました。
講演会で伝えたことが、今後の語り部の活動に生かされることになったことを嬉しく思います。語ったことで変わることがある。活動に影響を与えることは凄いことだと思います。
参加してくれた語り部の方は、これまで和歌山城、紀州徳川家、友ヶ島や紀三井寺観光の語り部をしていますが、陸奥宗光と坂本龍馬の関係を知り、活躍した時代に秘めた志を知り、歴史ウオークとして企画してくれることになり、来年の行事内容が楽しみになっています。
故郷の偉人の功績を伝えることで、思いが形になっていくことの素晴らしさを実感しています。
・聞いて見ようと思って来場してくれた方
「話し方、伝え方は大事だと思いました。片桐さんの話は分かり易く伝えてくれるので、興味が湧きました。そして声の質と大きさが良いので聴きやすいのです。興味を持たせるような話の導入から、聞きたくなる内容に展開してくれたので興味を持ちました。私が知らないことや聞いても難しいと思うようなことを『これは簡単なことだよ』と思わせてくれるので、学ぶ意欲が出てきました。
内容も大事ですが、話し方、分かり易く伝えること、テーマとして関心が持てるように話してくれることは大事なことだと思いました。話し方、話す人、そして歴史の授業ではないので史観も大事だと思います。それと誰が語るかもとても大事だと思いました。仮に同じことを伝えるにしても、誰がその話をするのかによって受け取り方が違ってきます」と伝えてくれました。
史実を伝えることは大事ですが、関心を持って聞いてもらうには物語にすることが大事だと思います。年号や事実は押さえておく必要がありますが、授業や学界ではなければそれほど重要ではありません。如何に関心を持ってもらえるか、家に帰って話題にしてくれるかが大事なことです。
話の中に期待以上となるような「おっ」と思わせるような内容もひとつ入れていることで印象付けることができます。今回は「いろは丸の引き揚げ」を話しましたが、このことは多くの人が「おっ」と思うことです。
偉人の功績だけで話を終わらせては、歴史を現代に引きを寄せることはできません。歴史は現代につながっていることを知ってもらうには、歴史が現在に関係していることを伝えることが必要です。「いろは丸引き上げプロジェクト」は、歴史を解明するカギになるものです。話は分かり易く、丁寧に、後ろの席まで聞こえることを意識することを大事にしています。