向陽高校物理部がフランスで開催された「RoboCup23」で世界第4位になった報告を受けました。世界で4位になったことに加えて「OUTSTANDING INNOVATION AWARD」を獲得しました。向陽高校生が世界第4位になったことは快挙であり、世界大会で全力を尽くしてくれた物理部の生徒達に拍手を贈りたいと思います。
世界大会は令和5年7月5日から10日までフランスで開催されています。結果が気になっていたので途中で聞いたところ「現在7位です」と報告を受けていました。気にしていても応援する以外にないので全競技を終えるまで待っていたところ「世界第4位」の朗報を届けてくれました。
世界で戦った生徒たちに敬意を表したいと思いますし、世界で戦った経験を次のステージで生かして欲しいと願っています。自分が高校生のとき、世界で戦うなんて思うことはなく、全国で戦うことさえ思ってもいなかったことでした。この物理部の三人は、昨年に続いて全国大会二連覇で、二年連続世界大会に出場しています。昨年は世界で7位、今回は世界で4位ですから「凄い」の一言に尽きます。本当に素晴らしい成績を収めてくれたことをお祝いします。
世界大会出発前、物理部の担当の先生に抱負を尋ねると「彼らは世界一を狙っています。昨年の世界大会は7位だったので悔しかったから、三年生の最後の大会は世界一を目指しています」と話してくれていました。同窓生として世界一を目指す後輩を頼もしく思い、心から応援したいと思いました。
そこで東京の同窓会総会で支援金を募り、本校の同窓会総会では同窓会からの支援の提案を行い、承認を得てフランスに行く応援をすることができました。同窓会として世界で戦う彼らを応援する方法はこれしかありません。やれるだけの支援を行い世界大会の結果を待ちました。
そして第4位の報告を受けたのです。この快挙をお祝いしたいと思いますし、彼らからの世界大会の報告を聞く機会を楽しみにしています。同窓会に夢を与えてくれたことに感謝しています。
先日から「いろは丸事件」について話し合っています。坂本龍馬と紀州藩との争いについて潜水調査の専門家である松田さんに話して調べている間に「一緒にいろは丸の調査をしましょう」となりました。
僕も「いろは丸事件と竜馬」を読み終えましたし、松田さんも調査を始めてくれています。
積み荷の一部は引き揚げられていますが「いろは丸」は沈没した状態にあるようですし、まだ残されたものがあるかもしれません。歴史に触れることを考えるとワクワクしますし、そこに龍馬の足跡が残されていると思うとたまりません。
松田さんとの話の中で次のような言葉が飛び出しました。
「私はいろは丸については、ざっくりとしか知りませんでしたので、仲間に情報収集を指示しました。すると坂本龍馬!? 海援隊、亀山社中!? いろは丸!? の話しをした仲間達は『遂にやるのか!? いろは丸、絶対にやってくれ!!』と言われました。
生きている間に歴史に残ることをやりたい。しかも歴史的に有名な坂本龍馬に関わりたいと言う仲間が既に数人出てきました。今の調査、サルベージのスケジュールを調整して片桐先生とのプロジェクトが実現できるような思いが日に日に強くなって来ました。
これに絡めて海を綺麗にする、そして海洋汚染を減らしてエネルギーを生み出すシステムを広げていくことの壮大なプロジェクト。このことを想像したらワクワクが止まらなくなって、毎日寝不足になってしまいました」。
やる気を掻き立てる話を聞かせてもらいました。プロがやろうと思ってくれたことで、構想は企画となり、行動することで実現に向かいます。待っているだけでは何事も起こりませんが、やれる人が組むことで歴史の歯車を動き出させることができます。
「坂本龍馬」「いろは丸」が私達の心を突き刺し、プロジェクトになろうとしています。歴史の扉を開くことのワクワクを感じながら、仲間との協議を進めていきます。
これも紀州の歴史が奥深いこと、そして幕末に坂本龍馬と関係していることの話をしたことから動き始めたものです。
そして「陸奥宗光と和歌山」劇場が開幕します。