活動報告・レポート
2023年6月5日(月)
地域の活力
地域の活力

令和5年5月に開催された、第6回和歌山県総合バスケットボール選手権大会 兼 第99回天皇杯・第90回皇后杯 全日本選手権大会県予選大会で優勝した「ONELYS wakayama(ワンリーズ)」のチームメンバーと一緒に和歌山市長を訪問して懇談しました。

スポーツは地域の活力を創り出してくれる存在で、今では地域活性化に欠かせないものです。全国の県庁所在地にはプロスポーツチームやクラブチームがあり、少しでもレベルの高いリーグを目指しています。それが地域力の向上とマッチしているように感じています。

それは野球の独立リーグであり、Jリーグを目指すサッカーであり、Bリーグを目指すバスケットボールチームでもあります。地域にプロリーグを目指すチームがあることは有り難いことであり、地域がチームを育てているとも思います。何故なら、地域の支援がなければチームは存続できないし成長もできないからです。

地元の方々がホームでの試合を観戦してくれること、ファンクラブに加入してくれることなど全ての行動がチームの支援であり、地域力を高めてくれる動きとなります。

和歌山市には多くのバスケットボールチームがあります。そんなチームの一つが「ONELYS wakayama」です。チームの運営方針は、勝つことだけを目的とすることなく、地域の活性化と子ども達にバスケットボールを教えることです。

上田代表は「勝つことも大事ですが、それよりも地域の皆さんに愛されることを目指しています。選手には憧れの選手になることを求めていますし、憧れのチームになりたいと思っています」と話してくれました。身近なところに憧れの存在の選手、チームがあることは、間違いなく地域力を上げてくれます。憧れの人がいることで、人はその人に近づこうとして成長していきます。憧れの人がいると、気持ちも心掛けも違ってきます。そんな憧れの対象となるチームを目指しているのが「ONELYS wakayama」であり、スポーツチームが憧れの存在になるために最初にすべきことは勝つとこです。

弱いチームであっても地元は応援しますが、弱いチームのままでは憧れの対象にはなりにくいのです。勝つチーム、強いチームが憧れの第一歩であり、そこからチームカラー、人間性、地域貢献などの姿によって憧れの存在になっていくと思います。その一歩が、今回の「和歌山県総合バスケットボール選手権大会 兼 第99回天皇杯・第90回皇后杯 全日本選手権大会県予選大会」であり、そこで優勝した報告ができたことは誇りであり、この次につながるものだと思います。

選手たちとご一緒して感じたことは「試合会場にお客さんが戻って来てくれたので、観客がいる中でプレイできたことは力になりました」という感想を聞けたことです。全ての選手が試合の勝ち負けよりも「お客さんのいる中で試合が出来たことが嬉しい」ことに価値を持っていたことが凄いと思います。

コロナ禍で無観客試合が続いてきたことから「お客さんが応援に来てくれる、そしてお客さんの声が力になること」を感じてくれたことを嬉しく思います。これが地域と一体になったチームのあり方です。

個人的には、この次は国体出場、近畿リーグでの活躍、最終形がBリーグ参加ですが、その過程を和歌山県にいながら一緒に楽しめること、応援できることが凄い体験であり、嬉しいことだと思います。身近なところにレベルの高いチーム同士が切磋琢磨して競い合う姿が和歌山市としての力になります。競い合わないところに活力はありませんし、成長もありません。プロリーグ目指すチームが存在していることが、和歌山市にとって有り難いことだと思います。地域に突然、プロリーグを目指すチームが現れることはありませんから、チームと選手を応援することで、一緒に成長を遂げられると思います。

憧れのチーム、選手になる頃には、和歌山市も全国の都市から憧れられる市になっていたいと思いました。

その他
  • 県知事表彰などを受賞したTさん宅を訪ねました。これまでの防犯や公園の清掃活動の歴史を聞かせてもらいました。受賞を心からお祝いいたします。おめでとうございます。
  • ゴミ収集場所のあり方ついて地域の声を元に協議を行いました。置き場所に関しても地元の意向が重視されているので、従来のように簡単な手続きではなくなっていることに注意しながら対応しています。
  • 同級生を訪ねて懇談しました。今後の活動に関して「何事にも屈することなく、引き続き頑張ろう」と激励をいただきました。