活動報告・レポート
2023年5月28日(日)
向陽高校東京地区同窓会
向陽高校東京地区同窓会
向陽高校東京地区同窓会

向陽高校東京地区同窓会に出席しました。今回が25回目の総会で、卒業生が東京で活躍していること、親交を温めてくれていることを嬉しく思います。皆さんと話をすると「卒業してから母校を訪ねたことがない」という方も多く、現在の向陽高校の情報を伝えることにしました。

また過日、東京同窓会から母校を訪ねてくれたときに、動画撮影をしていたものを編集したものを鑑賞しました。東京地区同窓会の皆さんは、懐かしい校舎と光景に見入っていたように思います。

向陽高校東京地区同窓会

楠井課長を始めとする役員の皆さんは母校愛に溢れていて「東京でいても和歌山県のことが気になります。和歌山県や向陽高校の情報を提供してもらえるので嬉しく思います」などの話をしてくれました。

また岡田新会長は「東京地区同窓会を、新役員でさらに盛り上げていきたいと思っています。東京地区同窓会として例えば毎年、向陽で必要なものを寄贈するなど活動の中で考えていきたいと思っています」と話してくれました。

向陽高校東京地区同窓会

同窓会長として「東京から支援してくれることは歓迎です。本校の同窓会としてのマッチングできないか考えてみます。予算出動に関することなので、理事の承認が必要となりますから確約できませんが、連携することで母校に役立つことをやりたいと思います」と話しました。

首都圏にいる卒業生は地元和歌山市にいる卒業生と比べて、母校を訪れる機会が少ないので思いは強いものがあるように感じます。今回も100人近くの卒業生が参加していたように、世代を超えて同窓生との交流機会を望んでいるように思います。本校の同窓会としても交流機会を持ちたいと思いますし、和歌山県と東京をつなぐ架け橋になるよう考えていきます。東京にこんなに大勢の信頼できる同窓生がいることを力強く感じますし、皆さんが持っているスキルや人脈を生かすことが同窓会であり、和歌山県の発展につながる機会になるように思います。やはり会うことから生まれる信頼や新たな動きがあります。直接会うことによって化学反応が起きるのです。

麻布で飲食店を展開している同窓生や、和歌山県の産品だけを扱っているお店を経営している同窓生もいます。

「和歌山県の産品は人気がありますよ。和歌山県産の果物や梅酒は東京でも人気があります。イチゴや桃、ミカンなどは、もっと取り扱いたいと思っています」と話してくれたように故郷と母校を愛する気持ちが伝わってきました。

さて僕は今回、会長挨拶とパネルディスカッションでの登壇の機会をいただきました。

挨拶の趣旨は次の通りです。

こんにちは。東京地区同窓会の案内をいただき、とても嬉しく思っています。コロナ禍のため4年ぶりの開催となることもあって、校長先生や事務長と共に楽しみに参加させていただきました。普段、僕の挨拶は長いのですが、以下の理由で今回は短くします。

向陽高校の現状についてはこの後のパネルディスカッションの時間、そして松本校長先生が挨拶の中で触れてくれるのでここでは割愛しますが、この機会を地元と東京をより強く結ぶ機会にしたいと思っていますし、和歌山県の観光や産品を皆さんに紹介できる機会にしたいと思っています。

さて母校の在校生が各分野で活躍してくれていることは嬉しく思いますし、後に紹介がありますが、物理部がロボカップ全国大会で優勝して世界大会に出場するなど、私達卒業生として誇りに思えるような活躍をしてくれています。

最後になりますが、昨日、3年生の時のクラスの幹事5人が集まり、今夏の同窓会の企画を練りました。担任の先生も元気で楽しみに待ってくれているので、8月に開催することにしていますが、何年経っても仲が良くて集まれる関係にあるのが向陽生の特長です。東京地区同窓会も同じだと思いますので、私達も仲良く、そして仕事でも人生でも発展できる関係でいたいと思っています。今日の同窓会を皆さんと一緒に楽しませていただきますので、今日一日、よろしくお願いいたします。

向陽高校東京地区同窓会

以上の趣旨の挨拶を行いました。

懇親会の途中での企画としてパネルディスカッションを行いました。パネラーは、わかやま紀州館の古根川館長、東京地区同窓会の岡田幹事、そして海草・向陽同窓会長の僕の三人です。コーディネーターは西村幹事が担当してくれました。

ディスカッションのテーマは次の通りです。

  1. 向陽高校の魅力について
  2. 向陽高校の現状について
  3. 和歌山県の現状と課題について
  4. 創立110周年事業について
  5. 東京での和歌山県のPRについて
  6. 東京地区同窓会としてできることについて

パネリストとして皆さんに意見を伝えました。

また質問コーナーでは、参加者から質問もいただきました。

  1. 和歌山県では島精機とノーリツ鋼機がありましたが、残念ながらノーリツ鋼機の本社は東京に移転しています。和歌山県では、これらの企業に続く上場企業が少ないのはどうしてでしょうか。
  2. 和歌山県は人口が減少している、東京では和歌山県の情報が少ないなど、残念な動きしかありません。和歌山県の将来を明るいものにするためにはどうすれば良いのでしょう。
  3. 衆議院の選挙区が3から2に減少することになりました。減少させた原因はどんなことが考えられますか。

この三点について答えたところ、質問者から「片桐会長、明確に対応してもらって有り難い。これからの和歌山県を頼みますよ」と笑顔で話してくれました。

向陽高校と和歌山県について考える機会となりましたこと、企画してくれた幹事の皆さんに感謝しています。