活動報告・レポート
2023年5月25日(木)
大楠
大楠

和歌山城内に樹齢450年以上と推測されている大楠があります。木の周囲が7メートル、高さ25メートルの楠の木ですが、何よりも感動するのは樹齢450年とも500年とも伝えられている樹齢です。本日は癌と闘病中の方と訪ねたのですが「戦国時代から江戸時代、先の大戦から昭和、そして令和の時代までの歴史を見てきたのはこの楠の木です。私達が見ていない歴史をこの楠の木は見ているので、時に会話をしにきています。樹齢500年とすれば凄い生命力ではないですか。人間が束になってかかって行っても敵わない時間を生きています。歴史の生き証人ですから会話を楽しんでいます」と話してくれました。

和歌山城内 和歌山県指定文化財 天然記念物 大楠 和歌山城内 和歌山県指定文化財 天然記念物 大楠
和歌山城内 和歌山県指定文化財 天然記念物 大楠

和歌山市観光協会を訪ねて話を聞いたところ「大楠は和歌山県指定文化財の天然記念物に指定されています。指定されたのは昭和33年4月1日ですから、それからも随分と年月が経過しています。大楠の下に立札があり、そこに指定文化財であることが記されています」と解説してくれました。

一説によると、かつてこの楠の木に白蛇が住み、楠に巻き付いていたことから、御神木として祀られたとのことです。現在は、白龍大神と樟守大神が祀られていて、お参りする人も多いようです。

和歌山城内 和歌山県指定文化財 天然記念物 大楠

さてご一緒して歩いた闘病中の方は「私達が生きていない戦国時代をこの楠の木は生きています。人がどんなに偉そうにしても敵わない力を秘めています。願い事は一度根訪ねたぐらいで叶えてくれるものではありません。天の声が聴こえてくるぐらいお参りしなければ叶えてくれないのです。
私は大楠に関してこれまで多くの奇跡の話を直接聞いてきました。僕の後輩は大病を患い大手術を行いました。手術後、完治することを願い、毎日欠かさずにお参りにきたところ本当に跡形もなく完治したのです。病院の担当医から『どこかで治療をしていたのですか』と質問されたほど、見事に治っていたのです。
それからもお礼参りを続けていたある日のこと。頭の上から声が聞こえてきたのです。『これまで長い間、お参りに来てくれたのでもう結構です』天の声が聞こえてきたのです。
それでも止めることはできないと、今も毎日、お参りを続けているそうです。病気が治った、仕事上での願いがなかったなどの声があるようで、奇跡を信じて御参りすれば願いは叶えられます」と話してくれました。

和歌山城内 和歌山県指定文化財 天然記念物 大楠

和歌山城内にある大楠を訪ねたことのない和歌山市民が多いと聞いています。本日、訪ねたところ聖なる地の感じがする場所なので、近くにある神様を大事にお祀りしたいものだと思いました。

エネルギーが宿っている楠の木なので豊臣秀吉もその力を感じ「この楠の木を生かすように和歌山城を建てたのではないか」とも思います。それ以降、多くの人が御神木としてお祀りしてきた歴史があると思うのです。和歌山市民として大事にすべき場所がお城の中に存在していることを感じ取りました。

和歌山城内 和歌山県指定文化財 天然記念物 大楠

白龍大神と樟守大神にお参りした後、この樹齢450年の楠の木に触れました。長年生きてきた生命力の一部を感じることができました。ここには生きる力が宿っている。生きる力とは、邪気を排して正しい氣が満ちている状態だと感じました。心を正しい氣で満たすためには風通しを良くすること。そんなことを感じながら御神木にお祈りしました。

和歌山城内で見つけた歴史。この歴史を知った限りは人に伝えること。今日もこのことを感じた次第です。大楠に触れた手に、今も温もりが宿っています。良い氣は体内に入りエネルギーを満たしてくれているようです。

その他
  • ライオンズクラブ例会に出席しました。結成20周年記念式典や合併委員会の状況と報告などを行いました。
  • お世話になっているお店を訪問して店主と挨拶を交わしました。店内のお客さんも笑顔で迎えてくれました。