活動報告・レポート
2023年5月14日(日)
アフタヌーンコンサート
太田左近法要
太田左近法要

元太田城主である太田左近の438年祀に参加しました。コロナ禍の影響で4年ぶりの開催でしたが、雨天のため子ども神輿は中止となり、太田城水攻址の小山塚で法要が執り行われました。

太田城は豊臣秀吉の水攻めによって滅ぼされた太田左近が城主でした。令和5年は城主が亡くなってから438年目を迎えたことになります。地元の皆さんが太田左近をお祀りし、毎年5月に法要を行ってきました。地元からは以前から太田城水攻めの堤を保存して欲しいとの要望があり、県議会教育委員会委員で来迎寺の視察や地元との懇談を行ってきた経緯があります。

ようやく和歌山県教育委員会では、令和5年4月21日の審議を行い、和歌山県指定文化財に指定されました。今回、指定された太田城水攻め堤跡は1,247平方メートルある堤は私有地ですが、地元の理解をいただき指定してくれました。

太田左近法要 太田左近法要

宮地区にとってはこれまでの働きかけが実った嬉しい指定であり、地元では最大限の協力により、維持、管理の支援をしていくことにしています。

太田左近法要

これまで多くの地元の人が「太田城址を和歌山県として維持管理して後世に伝えて欲しい」と願ってきました。既に故人となられた人もいますが、この報を喜んでくれていると思います。

地元で語り継いでいる藤田さんは、本日「太田城の水攻めの歴史は継続して語っています。ようやく指定文化財として認められたことは喜ばしい限りです。これからの活動にも力が入ります」と話してくれました。

宮地区にとって長年の課題だったので、本年度の指定は朗報です。今回の小山塚での法要は記念すべきものであり、参加させていただいたことに感謝しています。

アフタヌーンコンサート
アフタヌーンコンサート

お世話になっているNPO法人Fプロジェクト主催のアフタヌーンコンサートに参加しました。主催者は毎回、その季節や社会情勢に応じたテーマを決めて演奏してくれていますが、今回のテーマは「花」でした。

「花」をテーマに演奏してくれたのは、次の理由だと思っています。

  1. 社会を変えてしまった年コロナ禍から脱却した生活をするうえで、暗さを吹き飛ばすために華やかさが必要なこと。
  2. 時代を反映してきたその時々の「花」をイメージすることで、「社会は何が起きたとしても、その時代を生きている世代が懸命に生き時代を先に進めた物語を語り継ぐこと」を知ってもらうこと。
  3. 「花」を見て「きれいだ」と思わない人はいないように、時代、そしてこの社会に「花」を感じさせる空気を持ち込みたいこと。
  4. 何よりも来場者に音楽が奏でる「花」の演奏によって花の香りや雰囲気を味わってもらいたいと願っていること。

以上のような主催者の願いから、今回のコンサートでは「花」をテーマに取り上げてくれたと思っています。テーマを明確にすることで、演奏を聞く側の私達も同じ空気を感じることができます。多くの人が「花」の香りを感じたのではないでしょうか。

アフタヌーンコンサート

それぞれの時代に咲いた「花」。時代に希望を与えてくれた「花」。今に語り継がれている「花」の歌。時代を超えて愛され続けている「花」の数々を、音楽の力で時代の空気を蘇らせてくれました。

「花」を表現する音楽は様々あるように、私達が社会に咲かせる「花」も様々だと思います。いつかは「花」を咲かせたいと思う気持ちを持ちながら、毎日誰からの心に「花」を届けたいものです。

今日の演奏を聴いて、花のある生活、花(華)のある和歌山市、そして花のある人生を築きたいと思います。出演者の皆さん、そしてご一緒して会話をくれた皆さん、ありがとうございます。