お会いした二人の方との会話ですが、この話は今と将来の和歌山県のあり方を考える機会となります。
1.和歌山県の人は噂話が好きですね。好きなだけならいいけれど、余りにも嘘が多いので閉口します。嘘の話を人に伝えて何になると言うのでしょうか。それも程度が低いと思いますが、そんな低レベルの噂話を聞いてその噂話を人に伝える人がいることも信じられないです。彼方此方に行きますが、これだけ噂話が飛び交う県は珍しいと思います。それが発展を阻害している原因の一つになっているのではないでしょうか。
噂話、とくに嘘の話が伝染すると人が信用できなくなりますし、大事な人を陥れることになります。そんなことをやっている県はコップの中の争いをしているようなので、みっともないと思います。
元々和歌山県民でない私が、この低俗な噂話のことを「やめましょうよ」と言っても、多くの人は聞いてくれないのが残念です。
2.私は歴史が好きなので和歌山市の歴史を学んでいます。例えば和歌山城の中にある動物園ですが、全国で4番目にできた歴史のある動物園なのです。1番は上野動物園、2番は京都市動物園、続いて天王寺動物園、そして和歌山城公園動物園の順となっています。全国で4番目に古い動物園が和歌山城の中にある和歌山城公園動物園なのです。この歴史を知っている和歌山市民は少ないと思います。
和歌山市民が和歌山市の歴史を知らないことが問題だと思います。和歌山市民が自分の市の歴史を知らないと誇りを持てませんし、人に語ることもできません。県外から和歌山市を訪れてくれる人に和歌山市の良さを伝えられないのは、歴史を知らないからだと思います。自分の暮らしている市の歴史を知らないなんて本当にもったいないことだと思います。
だから故郷の偉人の功績も知らないと思いますし、現代の政治家が何をやっているのかも知らないと思います。政治家が何をやっているのか知らないのは、政治家側の問題もありますが、市民にも問題があるのではないでしょうか。政治に関心を持っていない、だから自分で調べようとしていない。結果として政治家が何をやっているのか分からないのです。
和歌山市民としてこれで良いのかと思います。和歌山市の歴史を知らない。和歌山市の偉人を知らない。現代の政治家のことを知らない。全てに関心がなさ過ぎると思います。自分がお世話になっている市のことに関心がない。だから誇りも自信も持つことがないのでまちは衰退しているのです。
全ての人がそうだとは思っていませんし、そんなことを言っていませんが、和歌山市の人は全体的に歴史にも、故郷の偉人にも、政治にも関心が低いことを残念に思っている一人の市民です。
以上が二人との話の内容です。この話が和歌山市民の全てを表しているとは言いませんが、人の噂話が好きなこと、和歌山市の歴史を知らなすぎることの指摘があることは、そういった文化があると思うので、残念なことだと思います。大抵の場合、噂話は伝わるに連れて小さくなることはなく大きくなっていきます。膨らませすぎて滑稽な話もありますが、それを真に受けて他に言う人がいるようなのです。このこと都府県から評価されていないどころか、和歌山県文化レベル、県民性を落としている原因の一つです。
これらの話を聞いた人、気づいた人から、和歌山市の評判や文化を高めるためにも改善していきたいものです。