活動報告・レポート
2023年5月3日(祝・水)
同級生との時間
同級生との時間

小・中学校時代の同級生が集まり、元同級生たちとの時間を楽しみました。懐かしい学生時代の話題と共に、和歌山県の課題と将来について、わが国とアジア諸国との関係についてなどの話を交わしました。

残念なことに、子どもの頃から暮らしている和歌山県の現状と将来性について、楽観視している人はいません。むしろ「和歌山県には将来性はあるのだろうか」「子ども達が暮らせる県であり続けられるのだろうか」など、県政に将来を託したいとの意見をいただきました。

「同級生が活躍してくれることは嬉しいことです」と県政への期待を伝えてくれました。

主な意見は次の通りです。

1.学校教育は大丈夫だろうか。道徳観念に欠ける社会になっているように感じています。道徳や故郷の偉人教育は実施しているのか疑念に思います。日本人としての誇りと世界に発信すべき価値は道徳教育で学ぶ必要があり、また故郷の偉人の生き様に学ぶことはたくさんあると思います。かつて日本人としての誇り、高度成長時代を背景としたわが国の素晴らしさを伝えてくれた先生や教育は存在しているのだろうか。そんな話が交わされました。年齢を重ねてきたことで、私達は日本の将来を担う次の世代に託せるような国造りの必要性を感じています。
かつて金八先生のような先生が学校にいて、間違った行動をしたときは本気で叱ってくれたことを思い出しました。過去が良くて現代が良くないとは思いませんが、受け継ぐべきことは受け継ぐ教育であって欲しいものです。日本人としての誇り、他人を思いやる心、自らを高め、この国の発展に尽力しようとする気持ちなど、私達の世代が身につけている価値は現代の教育でも伝えられていることを信じていますが、日本が繁栄を続け世界に尊敬される国であるためには、小・中学校の教育はとても大事だと思います。

2.アジアとの関係はどうすべきか。ロシアとの関係やアジアでも台湾情勢などの緊張感がありますが、どう対応すれば良いのか。アジアの歴史から学びつつ、正解なき課題を話し合いました。リーダーの判断次第で、ロシアのように隣国との争いに陥ります。争って傷つくのは国民ですから、民主的国家のリーダーが自国民の犠牲を望むはずはありません。問題が惹起したとしても、極力争いを回避する方向に仕向けることがリーダーの使命です。
回避する方法論は防衛費増強や民間外交、教育や交換留学の交流などいくつか考えられますが、決して正解はありません。どの方法を選択するのかはリーダー次第なので、政治参画、そして選挙による意思表示は大事なのです。その基礎となる教育もまた大事だと気づきます。

3.小学生の頃、南樺太は日本の領土だと教えてもらった記憶があります。当時はソ連に占拠されていた時代ですが、先生から聞いた話や地図の国境線から日本の領土だったような記憶もあります。記憶の中の世界なので正確さに欠けますが、有史以来日本の領土だった樺太の主権は日本であることを訴えて欲しいと思います。どうも強国に対しての姿勢は弱いように思います。故郷の偉人、陸奥宗光外務大臣が不平等条約改正を目指して列強と駆け引きや交渉したように、現代の政治家も駆け引きや交渉で領土を取り戻して欲しいと思います。
偉人たちが自らの命を賭して交渉してくれたお陰で今日の日本があります。現代の外交が次の世代の日本の姿になります。一体どんな日本になっているのでしょうか。どんな日本地図になっているのでしょうか。私達はわが国に誇りを持つべきです。

同級生との時間は直ぐに経過していきました。一年に一度程度の集まりになっていますが、この次に会える機会を楽しみにしています。