活動報告・レポート
2023年5月2日(火)
データセンター
和歌山県の展望

今春の選挙の結果を踏まえて、宅建事業者の方と和歌山県の展望について話し合いました。この場の意見として「和歌山県の将来を考えるとリーダーとして活躍を期待できる人を選ぶことが大事です。民意は尊重するべきことですが、公約や実績を踏まえての結果になっているか分かりにくい結果になっているように感じます。選挙結果と誰が期待できるのかが合致していれば良いのですが、現時点では判断は難しいと思います。議会での言動や和歌山県の展望を聞きながら選挙結果を総括したいと思います」と話してくれました。

各界の皆さんと話し合うことで和歌山県の課題が整理できますし展望も見えてきます。今月は皆さんとの意見交換の機会を持ちたいと思っています。

データセンター

第一次産業の振興と企業誘致に関して会議を行いました。現代社会が必要としているデータセンターですが、企業に隣接するようなオンサイト型のデータセンターの構想もあります。言うまでもなくリスクを分散するためには地域を分ける、必要としている企業の近くに設置する、電気料金の低減を図ることなどが課題となっています。

巨大災害のリスクからデータセンターを分散させること、エネルギーコストを下げることは必要なことであり適地性を考えています。大型電源の近くに適地性があると考えるのは、地震や津波リスクが少ないこと、エネルギーコストが安いことが挙げられます。これらの条件を前提にすれば候補地が決まってきます。残念ながら、和歌山県はよほど誘致に力を入れないと立地は実現しないと思います。現代社会におけるデータセンターの必要性と重要性、そして税収を考えると何としても誘致すべきですが、十分に理解できているか疑問があります。

世界的企業やそれらと取引する情報系の企業ではデータセンターの活用は必須であり、できれば和歌山県に誘致したいところです。地元の理解と熱意、条件に見合った場所の確保、そしてエネルギーコストを考える必要があります。地方自治体ではそれぞれ強力に誘致を行っていますが、和歌山県の気運はそれほどではないとの感じがあります。出遅れないようにしたいところですが、今日の会議では福井県に適地性があるという意見が示されました。和歌山県の誘致性と熱意を示したいと思っていますが、誘致に熱心な県と比較すると熱量の差もあるので、これから条件を整えて挽回したいと考えています。

また第一次産業に関しても、アジアに向かうには、ファームの大規模化や品質の両立が必要であり、そのための投資とブランド化が求められています。今回はアジアを意識した投資とブランド化について話し合いを進めました。

日本の第一次産業の品質は高く信頼性も高いので、アジアの国々と比較しても誘致性があり勝負できるものです。是非とも市場拡大を目指したいと話し合いました。

ライオンズクラブ

ライオンズクラブの今後のあり方について会議を行いました。会議の中でおもしろいテーマが提案されました。それは「ライオンズクラブは和歌山県にとって必要な存在なのか」また「ライオンズクラブは和歌山県に対して何の協力が出来るのか」。そして「和歌山県が期待しているライオンズクラブの活動」などのテーマでした。

いずれも即答できるような提案ではありませんが、社会貢献を行っているライオンズクラブとして真剣に考えるべき課題です。

「果たして現代、私達が参加している和歌山市内のライオンズクラブは、和歌山県に貢献できる団体であるのか」、「どんな地域貢献をすれば、そして何を行えば、和歌山県にとって欠かせない団体だと認知されるのか」。 これらはライオンズクラブメンバーとして今一度、考えてみるべきテーマです。次回の会議でも話し合いを続けることにしています。適切な回答は見つからないかもしれませんが、考えること、話し合うことに意味があると思っています。

一つの鍵は参加メンバーから提案された「東南海・南海地震に備える啓発活動」や「子ども達を笑顔にするために支援する活動」があります。メンバーと一緒に求められていることを考えてみます。