活動報告・レポート
2023年5月1日(月)
なぜ、岡公園に陸奥宗光の銅像が建ったのか
議員初総会

和歌山県議会では「議員初総会」が開催されたので出席しました。皆さんから支援をいただき先の統一地方選挙で当選をさせていただいたので、今日の初総会の案内をいただき出席したものです。

議会での顔合わせと諸連絡の確認などを行い、今日の初総会を終えました。今月は5月16日から19日まで臨時議会が開催される予定になっています。県議会5期目のスタートとなります。

議員初総会 議員初総会
なぜ、岡公園に陸奥宗光の銅像が建ったのか
岡公園に陸奥宗光の銅像が建ったのか

「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」の臼井副会長が担当した「なぜ、岡公園に陸奥宗光の銅像が建ったのか」の講演会に参加しました。副会長の気合が入った渾身の講義に感動しました。故郷の偉人の功績と生き様をこれだけの熱量を持って講義できる人は他にいないと思います。講義を聞いた人は陸奥宗光伯の功績と共に日本に誇りを取り戻す命を賭した行動に感動したと思います。感動は人を動かす力がありますから、今日の講義は、陸奥宗光伯の銅像が建立されている岡公園の地元の皆さんの心を揺り動かせたと思います。素晴らしい講義を聞かせてもらえたことは故郷の偉人の功績の知識を深めるうえで、とても勉強になりました。

講義の前の懇談の時間と講義を聞いた後の二回、参加者から同じ要望がありました。次の通りです。

陸奥宗光外務大臣は故郷の誇りだと思います。そこで要望ですがNHK大河ドラマで陸奥宗光外務大臣を取り上げて欲しいと思います。

大河ドラマの主人公として取り上げて欲しいことの要望です。このことに関しての答えは次の通りです。

大河ドラマの主人公に取り上げられると認知度は一気に全国大に広がります。陸奥宗光外務大臣の功績を知る和歌山県民としては、何としても大河ドラマの主人公になって欲しいと思っています。明治維新の偉人である坂本龍馬や西郷隆盛は大河ドラマの主人公になっていますから、陸奥宗光外務大臣の生涯と功績を考えると大河ドラマの主役になれると確信しています。

後は地元の熱意が必要です。明治維新150年の記念の年に大河ドラマで西郷隆盛が主人公になりました。これは「10年後に明治維新150年を迎えるので、鹿児島県としてその時期に合わせて西郷隆盛を大河ドラマで取り上げてもらうことを目指した活動をしていた」から実現したものです。

実に10年に及ぶNHKへの要望活動が結果を出すことにつながったのです。実現したのは鹿児島県の皆さん、鹿児島県知事が粘り強く要望を続けた結果だと聞いています。一年や二年要望して諦めるのではなく、継続して県知事や県民が要望を続けることで制作者に熱意が伝わります。鹿児島県の西郷隆盛でさえ、長年に及ぶ要望活動の結果、大河ドラマで取り上げられたのです。陸奥宗光外務大臣を取り上げてもらうためには、同様かそれ以上の地元の取り組みと盛り上げが必要です。

岡公園に陸奥宗光の銅像が建ったのか

今日の地元の皆さんの熱意と要望を受けて、陸奥宗光伯が主人公の大河ドラマ実現に向けた機運醸成につなげたいと思います。

ところで岡公園の陸奥宗光伯の銅像は、その台座から右側に立っています。「どうしてですか」との質問に対して「製作者のデザインだと思います」という回答になります。製作者はデザインを考えるうえで、バランスや未来を示す意図をもって右側に配置したと考えるのが通説のようです。

講義終了後、「私は鹿児島県出身です。鹿児島県民は誰でも西郷隆盛のことを知っていますが、その理由として考えられるのは、子どもの頃、小学校の授業で、これでもかというほど西郷隆盛のことを教えられたからだと思います。和歌山県も陸奥宗光伯のことを教育すれば良いと思います」という質問をいただきました。

どんなことでも、困難なことであればあるほど、直ぐに効果は表れません。陸奥宗光伯の功績と志などを教育して浸透するまでには長い年月がかかりますが、それでも今から取り組む必要があります。着手しなければ、いつまで経っても実現することはありません。

私達の世代に着手しなければ、故郷の偉人の功績も志も、生き様も地元から失われてしまうと思います。語り継ぐには誰かが行動する継続性が必要だからです。

今日の講義には約60名の皆さんが参加してくれました。多くの方に参加いただいたことに感謝しています。