「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」定例会に出席しました。今回が73回目の開催となります。令和5年上半期の活動計画を会員で確認しましたが、実に活動的で挑戦的な活動を予定しています。故郷の偉人の功績をこれだけ啓蒙して広めるための活動をしいる団体はそれほど多くないと思っているほどです。執行委員会を構成するメンバーに敬意を表しています。
さて令和5年上半期の主な活動は次の通りです。
- 5月1日 月曜日、講演会「なぜ、岡公園に陸奥宗光の銅像が建ったのか」
- 5月2日 火曜日、出前授業「すばらしい先輩・陸奥宗光外務大臣に学ぶ」学習会
- 5月4日 木曜日、小野田寛郎翁植樹記念碑周辺の清掃奉仕
- 6月24日 土曜日、講演会「紀州生まれの英雄、陸奥宗光」
- 7月7日 金曜日、陸奥宗光伯生誕179年祭
- 7月16日 日曜日、不平等条約改正130年プレイベント−不平等条約改正締結130年に向けて−
- 8月20日 日曜日、陸奥宗光伯歿後126年忌、坂本龍馬155回忌
- 10月28日 金曜日、全国龍馬社中 第35回「龍馬 World in 四万十大会」前夜祭
- 10月29日 土曜日、全国龍馬社中 第35回「龍馬 World in 四万十大会」大会
主な活動は以上の通りですが、とても意味があり盛りだくさんの内容になっています。陸奥宗光伯の顕彰を行うとともに、和歌山県の観光振興と故郷の偉人の功績を全国に広めることになります。しかも令和6年度の「龍馬World in 和歌山大会」の開催が決定していることから、師弟関係にあった坂本龍馬とともに陸奥宗光伯を知ってもらう大切な機会となるので、今から計画を練っているところです。
今回、紀州徳川家の歴史についても講演を計画しているところですが、本日、講師予定者から紀州徳川家の統治の精神を聞かせてもらいました。
「争いをしないで問題が発生した場合は、戦うことなく話し合いで治めることを目指していました。平和を志向したのが紀州徳川家のやり方であり、そのことは旗印にそれが表れています」と話してくれました。
紀州徳川の文化が根付いた地域が和歌山県であり、争いを避け平和を願う精神は現代に受け継がれていると思います。「不平等条約改正締結130年」に向けて、和歌山県が誇る歴史と文化、そして精神を全国に訴えたいと考えています。和歌山県には全国に誇れる歴史と偉人がいるのです。
加えて令和6年は「高野・熊野」が、世界文化遺産に登録されてから20周年の節目の年になります。全国龍馬社中の全国大会が和歌山県で開催されることも偶然ではなく「紀州 宗光龍馬会」の熱意が生み出した令和6年の産物だと考えています。
令和6年は和歌山県の年になるよう、「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」の活動をさらに発信していく覚悟を、参加メンバーで確認しました。
それにしても歴史は偉大だと実行委員会定例会を通じて感じました。不平等条約改正が締結されたから130年。これは陸奥宗光外務大臣の功績ですが、わが国の歴史、そして和歌山県の歴史に燦然と輝きを放っています。ややもすると太陽のように眩しすぎるので、直視できないほどの偉大な歴史なのです。和歌山県民にはわが県が輝かせた太陽を、この機会に見て、友人や子ども達に語って欲しいと思います。教育者の方々には、是非、教育機会を設けて、その功績と共に精神、志を教えて欲しいと思います。それが明日の日本に誇りをもたらすものであり、わが故郷、和歌山県に誇りを感じることにもなります。
私達の団体は、故郷和歌山県を輝かせるための先鞭役を務めさせていただきます。