1.令和4年10月25日の貴ブログ「和歌山県の潜在能力」を読んで「素晴らしい考え方だ」と思って連絡しました。私達の団体は和歌山県の可能性を信じて行動していますが和歌山県に誇りを持てない人や蔑んでいる人がいることを悲しく思っています。「どうして自信を持てないのか」「どうして歴史ある故郷に誇りを持てないのか」と疑問に思っています。私も若い頃に東京を長く生活拠点にしていたので、県外からの視点で和歌山県の良さは理解しているつもりです。
自信と誇りを持っていない国や地域が衰退に向かうことは歴史が語っています。和歌山県を、自信を持って語れない人は故郷を衰退させたいのでしょうか。そんなことはないと信じていますから、故郷の素晴らしさ、故郷の偉人の功績を継続して訴え続けたいと考えています。
2.貴ブログ、令和4年10月16日の「樋口季一郎中将」、同月19日の「激励」、氣の入ったメッセージを拝見し、当方も気合が入りました。
現在、尊敬する人を聞けば経営者の名前を口にする人がほとんどだと思います。子どもはお笑い芸人やスポーツ選手と云います。戦前の日本は尊敬する人と言えば軍人や武将でした。歴史を重視している人は天皇と語りました。
世界で教育文化が高いところは今も軍人です。国家的な事業家や貴族階級は国王や元首を語ります。今の日本人の尊敬すべき人の実情を恥ずかしくて世界に語れません。
人を尊敬する感性を磨く教育は、今の日本の公教育にありません。公教育でやらなければ民間教育でやるしかありません。和歌山県では偉人、先人として陸奥宗光伯だけでなく、地元の小山肆成氏、松下幸之助氏、そして近世の人として上野精一氏などを取り上げていることを素晴らしいと思います。
次には地元にこだわらず、国家、国民のために闘ったけれど名を知られていない人物を取り上げていただきたいと思っております。
ぜひ、日本を救った英雄「樋口季一郎」を和歌山でも讃えていただき、優れた偉人の存在と有難さを発信していただくことによって、例えば、小野田寛郎翁の存在、有難さを見直すことにもつながると思います。
親を尊敬するのは当然のことであり、人様に尊敬する人物として、口に出す対象ではないと拝察します。国民の命を守る存在である軍人、武将、そして彼らにその位を与える天皇陛下が尊敬される普通の教育を取り戻すこと。教育とは学問ではなく、本来、こういう感性を胸に抱くことを感化させることではないでしょうか。
学問は実用社会の「訓練」であり、生きる技を磨く基礎訓練です。学問=訓練、人が人を学び、感性を磨くことが教育の根本です。
生意気なことを記しましたが、せめてわれわれが微力ながらでも次世代に伝えたい、伝えなければならない使命を感じております。
ご意見ありがとうございます。貴殿のご指摘の通りです。和歌山県では故郷の偉人を顕彰する活動を行っています。特に民間団体の活動として陸奥宗光伯の功績を伝えてきましたが、数年前から多くの故郷の偉人の功績や生き方について講演や授業を行っています。偉人の生き方を知ることで故郷に自信と誇りを持ってもらうためです。
この度、淡路島に故郷の偉人である樋口一郎氏の銅像が建立されました。戦後77年を経てその功績と生き様が再評価されたことを嬉しく思っている一人として「地元の人達が故郷の偉人を敬う気持ちが形になったんだな」と感じています。
その名前が忘れ去られようとしている時の流れに釘を刺す、地元の皆さんの素晴らしい実現力です。淡路島の人にできて和歌山県ができない理由はありません。
和歌山県は今こそ、故郷に自信と誇りをもって偉人の功績を形にする行動力を持ちたいと考えています。その取り組みの一つとして全国龍馬会の全国大会である「龍馬World in和歌山」を、令和6年度に和歌山県に誘致することが出来ました。
ここでは坂本龍馬とともに陸奥宗光伯の功績を伝えるなど、故郷の偉人の功績を学び顕彰を継続して行っていくことにしています。