日頃からお世話になっている高齢者施設三か所で県政報告をさせてもらいました。入居されている方々とスタッフの皆さんが集まってくれ、県政報告の後、皆さんと意見交換を行いました。
報告会では、高齢者福祉に係る県の取り組み、介護職員さんの処遇改善などの話を行いました。参加いただいた皆さんに感謝しています。
皆さんからの主な質問は次の通りです。
1.和歌山市では公共交通が少ないので高齢になると出ていけません。しかも75歳で運転免許を返納して下さいと呼び掛けているのは矛盾しています。免許証を返納しろと言うのであれば、公共のバスの利便性向上を図って欲しいと思います。
2.コミュニティバスの運行をして欲しいと思います。しかも停留所だけに止まるのではなくて、利用者が降りたい場所で降りられるようにして欲しいと思います。行きは停留所から乗車するので良いのですが、お買い物などに出掛けたとき、帰りは荷物を持っているので、自宅付近に止まってくれることが望ましいのです。
3.和歌山市内の歩道がデコボコしていることやアスファルトが劣化しているので、散歩のためや車いすで外出すると危ない箇所がたくさんあります。道路事情を改善してくれないと高齢者は外出できません。安心して外出できる和歌山市にするために、歩道の整備をして欲しいと思います。
4.障がい者雇用について相談したいことがあります。法人の場合、障がい者雇用の採用率が決まっていますが、和歌山県内の企業で雇用の水準を満たしていないところがあります。
尚、令和5年度からの障害者雇用率は2.7%となる予定です。ただし、雇入れに係る計画的な対応をするために令和5年度においては2.3%で据え置き、令和6年度から2.5%、令和8年度から2.7%と段階的に引き上げることになっています。
また国及び地方公共団体等については3.0%、教育委員会は2.9%となっていて、段階的な引上げに係る対応は民間事業主と同様です。
企業や地方公共団体は法律で定められた障がい者雇用率を充足しなければなりません。しかし中小企業では経営状況によっては採用ができないケースもあるので、行政からの支援や対応が必要だと思います。障がい者に対して職場を確保するためにも、採用の増加と本人を含めた従業員さんへの研修が必要になると思います。
和歌山県の企業を護るためにも点検すべき事項だと考えています。
皆さんから以上のような意見がありました。対応すべきことがあるので和歌山市と連携を図り、住みやすくて豊かな和歌山市を目指します。
後援会活動で皆さんのお宅への訪問を行っています。本日は約180軒の皆さん宅を訪ねて、地域の課題やご意見を聞かせてもらいました。小雨が降る中、また夕刻からは気温が冷えてきたため傘をさすなど訪問は大変でしたが、皆さんの協力のお陰で予定していた訪問を行うことができました。
現地を歩いていて感じたことは空き家が増えていることや家屋が取り壊されて更地が増えていること。しかし新しい家が建っていて、その全ての家に入居されていることです。
空き家が増えているにも関わらず新築の家が増えるという、説明が難しい不思議な現象になっています。