活動報告・レポート
2023年3月1日(水)
向陽高校卒業式
向陽高校卒業式
向陽高校卒業式

今年も春が近づいてきました。華やかなはずの春の季節ですが3月1日は寂しさを感じます。和歌山県下の公立高校では卒業式が挙行されました。卒業式を思うと本来は喜びのはずですが何故か切なく感じるのです。仲の良い同級生とお別れする日が卒業式だからかもしれません。

本日、午前10時から向陽高校の卒業式が挙行され、同窓会長として出席し挨拶の機会をいただきました。先週、学校から「今年の卒業式は従来の進行に戻しますので、挨拶をお願いします」と連絡をいただきました。僕は「コロナ禍なので決して気遣いなくお願いします。もし本当に挨拶の依頼をいただいているのであれば、喜んで祝辞を述べさせていただきます」と答えました。学校からは「ぜひお願いします」と答えてもらったので、卒業式で挨拶をさせていただきました。以下は挨拶の趣旨です。

卒業生の皆さん、ご卒業、おめでとうございます。先週のことですが、学校から連絡をいただき卒業式で挨拶をしてくださいと依頼があり、喜んで引き受けました。

ですから卒業式で挨拶をさせてもらえること。こんな嬉しいことはありません。心を込めてお祝いの言葉を伝えます。

当たり前のことですが、僕も向陽高校卒業生の一人です。随分前に卒業しましたが、今も自分の卒業式のことは鮮明に覚えています。あのとき、皆さんと同じ席に僕は座っていました。見慣れた体育館ですが、卒業式の日は卒業生にしか分からない、包み込むような空気感がありました。きっと今日も同じように学校、同級生、先生とのお別れの惜別の思いの空気を感じていると思います。卒業した直後は所属する場所がありませんから、不安と寂しさに支配されるのです。僕も卒業式を迎えて寂しさと不安を感じていました。

向陽高校卒業式

しかしこれからの人生は全く違います。皆さんの前には希望と可能性しかありません。それ以外にないことは断言できます。僕も社会で通用する人になりたいと思って努力してきました。そして分かったことがあります。人生は希望と可能性に溢れていると言うことです。繰り返しますが、卒業生の皆さんのこれからの人生は希望と可能性に満ち溢れています。だから心配する必要はありません。

卒業した後の人生はきっと希望に満ちたものになります。向陽生として自信を持って何事にも挑戦して欲しいと思います。

そして卒業生の皆さんもやがて社会人になる日が訪れます。社会に出ると懸命に生きるので、今は人生の全てだった高校生活の思い出は自分の中で小さくなっていきます。でも消えてなくなるものではありません。大きな高校生活の思い出は小さくなりますが、それは三年間の思い出が凝縮された水晶玉のような塊になるのです。僕の心の中には今も向陽高校の思い出の、これぐらいの小さな水晶玉が存在しています。人格を形成してくれた高校時代の思い出が水晶玉になって心の中に宿っているのです。

この小さな塊が社会に出て困ったこと、辛いことがあったときに助けてくれるのです。常に心の中に思い出と友人達の笑顔が存在しているのです。

向陽高校卒業式

卒業生の皆さんは本日校長先生から卒業証書を受け取りました。そしてもう一つ受け取ったものがあります。高校時代の3年間の思い出という宝物です。宝物をプレゼントされた卒業式だと思います。

本日、卒業される皆さん、ご卒業おめでとうございます。これからの人生が希望に溢れたものになることを願っています。

在校生、保護者に包まれた本当に素晴らしい卒業式でした。卒業生も在校生も、とても立派な姿勢だったことを誇りに思います。

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その他
  • 有り難いことに事務所で大勢のお客さんをお迎えしました。人が行き来する事務所であることを嬉しく思いますし、スタッフの皆さんの頑張りに心から感謝しています。
  • 令和5年3月5日に開催する「片桐あきひろを叱咤激励する会」の打ち合わせを行いました。多くの皆さんの来場をお願いします。
  • 友人たちとの懇親会に参加しました。ご一緒した皆さんから応援してくれることを聞いて嬉しく思います。