20歳代前半の皆さんを対象として開催したヤングライフセミナーで、県政報告を行いました。社会人経験の少ない皆さんなので、自分達の意見を県議会で反映されていることや役割について説明しました。
こんにちは。県議会議員の片桐章浩です。若い皆さんなので皆さんと県議会との関わりについて話をしたいと思います。身内や友人など身近なところで議員がいる人は良いのですが、多くの人は議員と接点はないと思います。議員と言っても特別な人ではなく、県政について有権者から選ばれた代表者が集まって議論を交わし、その結果を受けて意思決定をする機関なのです。ですから県民の代表である議員の職業も様々です。小売店の人もいれば農水産業の人もいます。個人経営者や会社員もいるのです。各級代表として県民から信任された人が議員として県政の方向性を決めているのです。
皆さんから選ばれた議員ですから、皆さんが困っていることや実現して欲しいことなどの意見を聞いて、それを議会で議論して結果を導くことも一つの役割です。もし議論の場に皆さんの代表者がいなければどうなるでしょうか。実現して欲しいと思っていることを反映する機会がないということです。議員に声を届けないことには議会の場で議論の対象にさえならないのです。
会社での職場会議をイメージしてください。仮に私がタバコを吸わないとして、職場では喫煙が認められているとします。もちろん、今の職場でタバコを吸えませんから、これは仮定の話です。僕が「よし、次の職場会議で職場は禁煙にすることを提案しよう」と思っていたとします。
ところが上司から「今日、お客さんを訪ねて欲しいから職場会議には出なくていいよ」と言われました。自分がいない間に職場会議が開催されたので誰も職場では禁煙という意見は出ませんでした。
自分が欠席したことから自分が言おうと思っていた意見を発表することができずに会議を終えてしまったのです。ですから職場での喫煙は禁止することはできなかったのです。
この事例と同じように、自分が欠席したために意見が言えなかったので、思っていることが反映されないことになるのです。県議会に自分達の代表、自分達が応援している人がいなければ、自分達が思っていることや、実現して欲しいことが議会で議論さえされないのです。議会に出席している議員は誰かが応援した人であり、業界や団体の代表かもしれません。そこから選出された議員は支援してくれた人とのつながりがあるので、その意見を聞くことになり、議会で質疑を交わしたり提言したりするのです。つまり会議に参加している親しいメンバーがいてくれたら会議の場で発言できますし、いなければ発言されないことになります。
議会も同じようなしくみです。ある団体や協議会の代表者が議員でいると、どうしてもその意向が反映される機会があるのです。いなければ自分達の会社や職場の意見を議会で取り上げてもらう機会はなくなります。あったとしても知らない議員に実現して欲しいことを説明し理解してもらって議会で取り上げてもらえる機会を作り出す機会はそれほど多くはありません。
このように自分達の代表として議員を送り出すことは、自分達の意見や声を県政に反映できる機会ができるということです。どうでしょうか。仕事で困ったことや改善して欲しいことがあれば、支援している議員に話をすれば良いのです。皆さんが議員を応援することで意見が反映されやすくなりますし、少なくとも県議会での議論の場に持ち込むことができるのです。日本は間接民主主義なので、県議会で何かを求める場合は有権者が選んだ議員に意見を託す方法以外にないのです。
如何でしょうか。議員の役割や支援する理由を理解してもらえたと思います。どうか名前を憶えていただいて応援してくれるようお願いします。
以上の内容が説明したことの一部です。この他にもエネルギー問題や大災害発生時の県道や市道での倒木があった場合に行政が取り除くことの取り組みなどを説明しました。
若い皆さんが県政に興味を持ってもらうことや、生活や仕事でお困りのときは連携することで、問題が解決することがありますと伝えました。
- 今春に向けて本格的に活動のスタートを切る機会がありました。その活動に対する意思疎通を図り、皆さんに役割分担をお願いする会議を開催したものです。資料は副幹事長が作成してくれていたので話が進展した良い会議になりました。危機感を持って後援会活動を進めていくことにしています。
- 前回もお世話になったDさんと懇談の機会をいただきました。民間ロケットの発射への期待について、宇宙教育について、和歌山県将来発展の条件と政策についてなどを話し合いました。ありがとうございます。