和歌山市議会議員の時からずっとお世話になっているNさんが「私が一番信頼している人です」とHさんを紹介してくました。Nさんは「片桐さんは和歌山県の希望なので是非とも応援をお願いします。前回の成績が良くなかったのは、応援している私に真剣さが足りなかったからだと思います。希望の星を消すことはできないので、応援をお願いします」と言って依頼してくれました。
HさんとNさんが信頼関係で結ばれていることは直ぐに分かるものでした。
Hさんは
私の今があるのはNさんのお陰です。銀行員だった私が転職をしたのがホテル業界でした。それは銀行からホテル再建のために派遣された経験からスカウトされたことがきっかけです。
当初、ホテルの現場の仕事は経営力と企画力だと思っていました。ブライダルは一番の花形なので現場で指揮を執っていました。ホテルにはチャペルがあるので陣頭指揮を執ってやっている感を感じていました。
そんなある日、Nさんが訪ねてきたのです。「先日、チャペルで新郎新婦の写真撮影をしていたとき、車いすのおばあさんが歩道を通りかかったのですが、邪魔をしてはいけないと思ってホテルの建物を迂回してくれていましたよ」という話をしてくれました。
チャペルは敷地内にあるのですが、写真撮影の時はチャペルの前の歩道に参列者が集団で出ていたので歩道を塞いでいたのです。そのことに気づいた私は「新郎新婦と参列者はお客様だけれど、歩道を塞ぐことはいけないことだ。歩行者の邪魔になるような演出は止めよう」と思いました。
それ以降、私は写真撮影の陣頭指揮を後輩に任せて、参列者の後ろ、つまり歩道の辺りに陣取りすることにしました。歩行者が通りかかると、参列者に対して「歩行者が通りますから道を空けてください」と声を掛ける役割に徹したのです。
そうすると不思議なことが起きたのです。それまで歩行者は「邪魔だなぁ」というような顔をして通り過ぎていたのですが、歩行者を誘導すると逆に立ち止まり「きれいな花嫁さん」「素敵な披露宴ですね」などの声を笑顔と共に新郎新婦に掛けてくれたのです。
第三者からの笑顔とお祝いの言葉は、新郎新婦の表情を柔らかくして微笑ませてくれます。プロカメラマンはその微笑みの瞬間を逃さずに撮影するのです。その結果、素晴らしい表情の新郎新婦の写真が撮影できるので好評を得たのです。
営業に徹するのではなくて歩行者の方など周囲に配慮することでホテルは好感度を持って地域の皆さんに迎え入れられたのです。この地域にあるホテルと評価をいただきカフェや宴会などにもお客さんがたくさん来てくれたのです。
これがホテルマンの基本だと思いました。このことを教えてくれたNさんにずっと感謝してきましたし、今日、お会いするとき、片桐さんも紹介してくれると聞いていたので「この原点の話をしよう」と思って来たのです。私を導いてくれた恩人がNさんです。そのNさんが希望の星と呼んでいる片桐さんのことは勿論、全力で応援します。
もう一つあります。私がホテルにいたとき、懇親会でお客さんの対応をしている私に対して片桐さんが親切にしてくれたので、後日、事務所にお礼に伺ったことがあります。仕事の私に対して、まるで一人のお客さんのように気持ちの良い対応をしてくれた片桐さんのことを覚えています。
と話してくれたのです。
ご縁とは不思議なものです。これまでの小さなご縁が突然、大きくなることがあります。ご縁の輪がつながると大きなご縁へと成長していくのです。素敵な話を聞かせてもらった後に、現在の県政のこと、会社の整理のこと、障がい者福祉の取り組みのこと、中でも障がい者デイサービスのことなどをテーマに話し合いました。
会社更生法による会社の整理をするときでさえ、従業員さんとその家族の皆さんを大切にすることが基本であり、どの分野にでも通用することだと思います。ホテル経営でも、県政でも、障がい者施策でも、全て原則は同じだと思います。
Hさんは「こうして再び片桐さんに会えてよかった。私が県政に関して本音で話したのは初めてです。もちろんNさんとのご縁について話したことも初めてのことです。お二人に会って話したくなったのです」と笑顔で伝えてくれました。
時間が短く感じ、とても気持ちの良い懇談の時間となりました。大きなご縁をいただいたNさん、Hさんに感謝しています。
- 会社の先輩の方々と懇談しました。いつも温かく見守ってくれていて、気持ちの良い時間を過ごすことができました。また現在の仕事の話も聞かせてくれました。現場では信じられない出来事が発生していて、対応に苦労していることを知りました。活動の幅が広がります。
- 今年も実施する桜の木の植樹について協議を行いました。和歌山市の希望によって和歌山城内の護国神社への植樹を検討しています。
- 昨日、発生した問題への対応を行いました。難解な公式のような出来事でしたが、迅速な対応により一日で解決することになりました。問題解決のために協力してくれた皆さんに感謝しています。
- 午後5時30分から職場に入って県政報告を行いました。県政報告の段取りをしてくれたこと、終業後に聴いてくれた皆さんに感謝しています。