活動報告・レポート
2023年1月16日(月)
和歌山県の将来性
和歌山県の将来性

今日の集まりで皆さんと意見交換をしている中で、次のような意見がありました。

和歌山県で将来性のある施策はないように思います。このままでは人口減少、雇用を生み出す企業進出もないので衰退するばかりだと思います。統合型リゾートが否決された後の企業誘致に県は取り組んでいるのでしょうか。県議会で統合型リゾートの議案に反対した議員は県政浮上のための動きをしているのでしょうか。何も見えてこないので和歌山県の将来性に不安を感じています。

とのことです。

和歌山県の将来を担ってくれる大型の企業誘致は絶対条件です。最優先にすべき課題であり、企業誘致と共に受け入れ条件を整える必要があります。

アジアの企業から言われていることは

和歌山県にとって企業誘致のライバルは東北や九州です。アジアから九州に進出しているのは立地条件であり、東北は比較的広い用地が確保できることからです。和歌山県のことは片桐さんが熱心にその良さを教えてくれるまで知りませんでした。アジアでも和歌山県への企業進出は考えていないですし、和歌山県はほとんど知られていないのではないでしょうか。企業立地に適した場所があることも一流企業は知らなかったと思いますよ。

だから和歌山県の「来てくれるなら考えますよ」の姿勢を感じるなら、決して進出することはありません。和歌山県に進出した場合の利点や、東北や九州と比較してどこが勝っているのかなどを訴える必要があります。 現に、東北や九州からの進出依頼は受け入れ条件を提案してくれますし熱意を感じます。和歌山県が東北や九州よりも進出した場合の優位性を伝えて欲しいと思います。

ということです。

提案資料にこれらの地域との比較をすること、もちろん和歌山県の優位性を訴えることが必要ですが、競争に勝つためには必要なことです。今年、和歌山県に進出を検討してくれていた企業群が東北に進出することになった事例がありますから、本気で誘致する姿勢を示したいと考えています。

「価格交渉には応じない」「来てくれるなら検討します」などの姿勢がある限り、ライバルに勝つことはできないのです。進出するための条件を協議すること、熱意を持ってテーブルに着くことなどの姿勢が必要だと感じています。

外国企業進出の選択肢は和歌山県だけではありません。東北や九州だけではなくアメリカも候補地ですから、和歌山県は広い土地もあるし、関西空港から近いからなど思ってゆったり構えている場合ではありません。優位性はあるとしても熱意とスピードがなければ「別に進出先は和歌山県でなくても良いのです。世界中が我々を歓迎してくれますから」という答えになります。

冒頭の話に戻りますが「県議会議員で自ら動いて本気で企業誘致をしている人はいるのですか」という話になるのです。経済効果と雇用確保を目指すための方策は、大型の企業誘致を図る以外にないのです。

社会での出来事は報道などで表面化したとき「これから検討します」と伝えられますが、その時点で形は決まっていて条件整備などの交渉は終わっています。本当かどうか疑うなら相手と会ってみればよいのです。そうすれば真偽が分かります。

和歌山県の将来性に疑問を持っている人は多くいるように、将来性に不安の声が多いのです。でも水面下では希望のある取り組みをしていますから、各議員に尋ねてくれたら良いと思います。「何とかなる」とのんびりしていられる和歌山県ではありません。来年度には県議会議員選挙がありますから、政策提言や訴えている内容に注目してください。

その他
  • 未成年の投票について協議を行いました。高校生でも選挙に関心のある生徒がいるので、投票について話し合いました。
  • 「いきいきシニア」の役員の皆さんと今後の活動計画について会議を行いました。もう令和5年度の活動計画も仕上がっていますので、活動の応援をしていきます。
  • 推薦していただける団体の役員の皆さんと意見交換を行って懇親を深めました。有り難いことなので意思疎通を図りました。