プロレスラーのディラン・ジェイムスさんを訪ね、来週開催予定の講演会の打ち合わせを行いました。和歌山市在住のディランさんと話を交わすと和歌山県の素晴らしさを感じますし、一人でも多くの方に聴いてもらいたいと思います。ディランさんの話を聞くと、誰でも和歌山県が好きになり、県民の方々は和歌山県を誇りに感じると思います。和歌山県愛に溢れているディランさんとの会話は、毎回、とても楽しい時間になっています。
今日の会話の趣旨は以下の通りです。
1.和歌山県は日本で最も素晴らしい県です。人生に必要なものは全てここにあります。和歌山県での生活を楽しまないのはもったいないことです。人生はエンジョイです。
2.人生は一度きりです。一度きりの人生は楽しむためにあります。人の視線を気にしてどうするのですか。どうして人と同じことをやっているのですか。もっと元気を出して自分が好きなことをやれば良いのです。何をしたら良いのか分からなければ旅行に出ること、身体を動かすこと、そして思ったことをやることです。やりたいことをやらなくてどうするのですか。
3.ディランさんの母国ニュージーランドは、自然環境に恵まれていてスローライフを楽しんでいます。自由な時間があるので日本とは全く別の世界です。ニュージーランドでの生活を体験すると人生が変わると思います。若い人には留学やワーキングホリデーを体験して欲しいと思います。そのお手伝いもできると思います。
4.日本人は恥ずかしがり屋過ぎます。何歳から人前で話をすることや人と違うことをすることを恥ずかしいと思うようになるのでしょうか。小学校低学年の時、学校の授業では多くの子どもは元気よく挙手します。それが高学年、中学生になると下を向くようになります。そして大人になると社会に対して自信が持てないようになっていると思います。どうしてそうなるのか分かりません。人前で話をすることや、自分に自信を持つことは恥ずかしくないのです。
5.少子化は競争をなくしてしまうので能力向上の妨げになります。和歌山市内の小学校で一学年が3人のところがあります。仲良しは良いのですが競争がないので伸びる時期に伸びないことや、他の子どもと知り合う機会がないので、コミュニケーション能力が低下することになります。和歌山県にとって少子化対策は最優先課題なので早く対応して成果を出すべきです。
6.和歌山県には白浜、田辺、那智勝浦など癒される地がたくさんあります。世界から観光客を呼び込む力があります。それなのに持っている潜在能力ほどの観光客が呼び込めていないのは故郷に自信を持っていないからです。和歌山城や歴史の跡を世界に知らせて案内すべきです。
7.ニュージーランドの良さは生みたての卵が食べられること、搾りたての牛乳が飲めることなど自然の恵みがたくさんあることです。製造過程で加工された製品と比較して、美味しさが違います。毎日、幸せを感じることが豊かさであり、人生を楽しめる場所なのです。和歌山県もそれと同じように人生をエンジョイできる場所だと思います。エンジョイできないのは、和歌山県の自然に価値がないと思っているからです。
8.日本人は6歳から22歳まで勉強ばかり、23歳から60歳まで仕事ばかり。そんな人生は楽しいですか。勉強が好きならやれば良いし、好きでなければ他の好きなことをやれば良いのです。自分の子どもには言っています。「数学が嫌いならやらなくて良いよ。大人になって数学が分からなかったとしても何の影響もないから。それよりも好きなことをしたら良い」と話しています。人生は楽しむためにあるものです。楽しむことが人生なのです。和歌山県の人には「もっと楽しんでください」と伝えたいです。
ディランさんとの話は、日常生活のあり方と和歌山県の誇りと自信について学びになることばかりです。来週の講演会を楽しみに待っています。