宮地区連合自治会新年親睦会に参加しました。今回、コロナ禍の影響により三年ぶりの開催となり、久しぶりに各自治会の三役が顔を合わせる機会となりました。和歌山市長も出席して宮地区の発展に関わる祝辞をいただくなど、よい意見交換の機会となりました。
開会に当たって僕も挨拶の機会をいただきました。挨拶の趣旨は次の通りです。
新年おめでとうございます。宮地区連合自治会新年親睦会のご盛会を嬉しく思いますし、お招きいただいたことに感謝しています。この後、懇親会があるので僕からは二つのことをお伝えいたします。
一つは地元にある向陽高校のことです。向陽高校では同窓会として、毎年、過年度の卒業生の成人式を開催しています。今年は1月7日に開催したのですが、コロナ禍のため令和元年度の卒業生の成人式を実施することができませんでした。そこで二日前に令和元年度と令和2年度の卒業生の成人式を行いました。学年で約250名の人が出席してくれた賑やかな式典となりました。市長が成人式の感想で伝えてくれたように「若い人がこんなにたくさんいる街は良いなぁ」と思いました。
ところが残念なことがありました。それは現在、多くの卒業生が進学のため和歌山市を離れていることで、しかも就職活動をしている中で、地元に戻ってくる生徒が少ないのです。それは地元が嫌いなわけではなく就職できる企業がないためです。
一つは希望する職種がないこと、一つは採用人数が限定されていること。そして県外企業の方が魅力のある企業が多いので選択肢があることです。つまり和歌山市に学生の望むような企業誘致を行う必要があるということです。このことに関しては市長、そして私達議員団で取り組んでいるところですので、成果を期待して欲しいと思います。
そして向陽高校の平成30年度卒業生の成人式も来月、2月に開催する予定です。若い人達に和歌山市の良さを感じてもらいたいと考えています。
もう一つの話題は、昨年12月に宮地区内の自治会長さんと意見交換の機会を持った中での意見です。産官学の取り組みとして地元の和歌山大学との連携を図ることで地域を盛り上げてほしいことや、雇用と経済活性化のために企業誘致に取り組んで欲しいという意見がありました。
これらの意見を実行することは和歌山市と宮地区の発展につながるものであり、大学との連携も企業誘致も進めているところです。
このように各自治会長の意見を聴かせてもらいながら地域発展に尽くしているところなので、地域の課題解決のためにも連携した活動をしていきますので、今年もよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
以上の挨拶の後、皆さんと懇談をさせていただきました。
懇談の中で一人の役員さんから「片桐さん、これを見てください。昨年の出来事の中で感動した三つの出来事を日記に書き出しました。日進中学校の生徒さんの善意。散歩の途中に、突然雨が降ってきたとき、ビニール傘を差し伸べてくれた人のことなど、心が明るくなった出来事を書き留めています。日記に書いて時々読み返しているので、昨年、感動した出来事を忘れないようにしています。感動することは人生を豊かにしてくれると思います」と話してくれました。
正に感動する「みっつの出来事」です。感動を書き留めることは感動を心に刻めるので毎日を豊かにしてくれますし、それが続くと人生も豊かにしてくれます。良いお話を聞かせてもらったことに感謝しています。