令和5年の元旦を迎えられたことに感謝しています。こうして健康で新春を迎えられたことを嬉しく思いますし、新しい年が飛躍になることを期待できる気持ちでスタートできました。今から61年前に生を授かり、これまで人生を過ごせてきたことは奇跡のような出来事であり、命を授けてくれたことには感謝しかありません。
本日鑑賞した映画「アバター」の中の台詞で「命は預かりものだから、いつかは返さなければならない」という台詞がありました。その通りで、命は自分のモノではなく授かりものであり、預かっているものだと思います。
この台詞を聞いて小学生の頃の林間学校の思い出が蘇りました。今では林間学校はないと思いますが、当時の小学生は夏休みに林間学校に参加していました。
その時、先生からは「来たときよりも美しく」と言われました。宿泊した部屋の掃除と布団の片付けの他、トレイや共用部分の掃除などを分担して行ったのです。当時でも古い建物や部屋だったので、最初は「掃除をしてもきれいにならないよ」と思いながら掃除をしていました。それでもこの言葉が頭に残っていたせいか、参加した小学生は懸命に掃除をしていた記憶があります。布団をたたむときもきっちりと折り目を揃えたり、スリッパを揃えたりして部屋を後にしていました。
アバターのこの台詞は「来たときよりも美しく」と同じだと思いました。つまり使わせてもらったものや借りたものは、自分が所持しているものよりも大事に扱うべきだという教えです。自分のものよりも借りたものを大事にすることで「信用できる人」になれます。命は創造主からの借りものだとすれば、大事に使わせてもらうことで「与えてもらったときよりも美しくしてお返しする」ことができるのです。
借りた時の状態よりもきれいにしてお返しすることが社会の法則だとすれば、命を与えてくれた天の法則はさらに厳格に守るべきだと思います。預かった命は、預かったときよりも美しい状態にして返さなければならないのです。
美しくするためには磨き続けなければなりません。毎日、磨くことで美しくなっていきますから、命も毎日、美しく磨かなければお返しするときに美しい状態にならないのです。
借りたものを粗末に扱うことは許されません。それは天の法則だからです。美しくしてお返しすることで地球、そして宇宙は進化していくのです。進化の過程に存在している私達は、進化の邪魔をしてはいけないのです。真実であるものは、美しいもの、きれいなもの、正しいものである必要があります。何故なら、それらが進化するために必要なものであり、命を与えられた人間は宇宙を進化させることに適しているから存在しているのです。
だから自分が触れたくないもの、汚いもの、誤ったことに預かった命を使ってはならないのです。それは後退につながるものなので、そんなことをするために命を与えてくれたことは絶対にないのです。宇宙は常に進化しているので、人間が進化を妨げるような存在であれば、天の意思は存在を消してしまうと思います。
令和5年、2023年は、これまでの経験と人脈を全て使って、和歌山県に期待を感じる未来に向かわせるスタートの年と位置付けています。期待を感じる施策をスタートさせるので、皆さんには他とは違うエネルギーを感じて欲しいと思います。単に「入れる、入れない」の昭和と同じようなレベルの話ではなく、和歌山県の未来を創るための選択をして欲しいと思うのです。誰が和歌山県の未来を創るのかを見極めるのが和歌山県の今春の戦いとなります。
だから意識レベルを高めて政治家の政策を見て欲しいのです。天から預かった大切な命を誰がきれいに使っているのか。誰が進化させようとしているのかを考えて欲しいのです。
もう世界も日本も新時代に突入しています。旧来からのつきあいや「和歌山県は変わらない」などの考えを持ち続けることによって、和歌山県が取り残されるわけにはいかないのです。
新時代を切り拓いていく人物に託すことで、令和5年からの和歌山県は未来に向かって進化することになります。旧来と同じことを繰り返しているようでは、和歌山県はこの先も進化しません。そして私達が進化するために預かっている命に反することになります。
命の価値は、たとえ小さくても世の中を進化させるために使うことにあります。そんな役割を果たした命は、預かったときよりも美しい命になってお返しすることができるのです。今年は命を意識して、世の中を進化させるために美しい取り組みを行っていきます。
今年もどうかよろしくお願いいたします。