活動報告・レポート
2022年12月26日(月)
和歌山県の良さ
和歌山県の良さ

バスケットボールチーム「ONELYS wakayama」上田頼飛球団代表と年末の挨拶をしている中で「和歌山県の良さについて」の話に発展しました。これは全国では「和歌山県はスポーツ不毛の地」と言われていることから「和歌山県に自信を持つことが大事なこと」となり、僕が取り組んでいる中における和歌山県の良さについて伝えたものです。

上田さんは大阪府出身で「和歌山県でプロバスケットボールチームを誕生させたい」と行動を始めています。立谷元県議会議員から声を掛けてもらい応援し始めました。熱意と行動力が周囲を揺り動かせ、各地から良い選手が和歌山県に集まってくれました。

和歌山県の良さ

どの世界でも高い壁があるので、上に行くためにはそれを乗り越えていくことが必要です。スポーツでも政治でも同じことだと思いますから、発展と向上を求めて行動することを話し合いました。その中で「各地から集まっている選手たちは和歌山県のこと、和歌山県の良さを知らないのですよね」と話があったので、和歌山県のことを説明しました。

大きく二つのことを説明しました。ひとつは有史以来の歴史を刻む和歌山県の優れた歴史、もうひとつは和歌山県には日本一の県になる可能性があり、世界で認められる県になれる可能性もあることです。

簡単に記すなら和歌山県の歴史と将来の可能性です。約2時間の説明を記すと長くなるので、ここでは箇条書きで記します。

和歌山県は神武東征の舞台であり紀伊半島で最も古い歴史を持つ県です。神武天皇の歩いた伝説や口碑が残り、和歌山県から大和の国に入っています。神武天皇の時代から平安時代、江戸時代に連なる行幸や蟻の熊野詣と言われた熊野信仰の聖地であり、日本の源郷とも呼ばれているのが和歌山県です。神武天皇以来の古い歴史と優れた精神性を有する稀有な県なのです。

熊野古道と高野山が世界文化遺産に登録されたのは、古い道や仏閣が残っているからではなく、日本人が有する優れた精神性を持ち、現代においてもその精神性を表現している道や寺院が残っているからです。

日本人が有する自然信仰は神話の時代から熊野にあり、地球上に存在する全てのものには神が宿っていることを伝えています。老若男女、そして難病で苦しむ人など全ての人を受け入れる聖地が熊野であり、全国に展開されている熊野信仰は日本人独特の自然崇拝の興りになる場所なのです。

明治政府の最大の課題であった列強との不平等条約改正に尽力し、見事に成し遂げた陸奥宗光外務大臣を始め多くの偉人を輩出しています。明治政府のモデルになったのが和歌山藩であり、和歌山藩の成果があったことで明治新政府の形が出来上がったのです。

不平等条約が改正されなかった。または改正の時期が遅れていたなら、現代日本の姿は変わったものになっていたと思います。明治の歴史を支えたのは陸奥宗光伯であり、その精神は今も和歌山県人の深層部分に引き継がれています。

残念ながら現代の和歌山県の立ち位置は他県と比較して低いのですが、それは昭和後半から令和までの歴史の中の点とした位置での評価に過ぎません。わずかな時代だけ低迷しているからといって、和歌山県の価値がそこで割れる理由はありません。

和歌山県に足りないのは自信と誇りだけです。令和5年を将来の和歌山県に向かうスタートの年と位置付けて活動しています。

外国の要人からの視点で和歌山県の良さを理解できます。日本の中心に位置して関西空港から近いこと、国際線化が図られた南紀白浜空港が県内にあること。アジアのゲートウェイになれる県だと言えます。大阪湾の入り口に物流の拠点となり得る海路もあり、陸路でも大阪、中部、そして首都圏へとつながっています。

世界に誇れる歴史と国際空港が近接していること、欧米が好むリゾート性に優れていることから外国企業の誘致条件が整っています。

まずは先進企業が絶対に必要としている、ハイクオリティのデータセンターやハイテク企業の立地が可能です。和歌山県の立地条件、そして県内にロケット発射場があることから人工衛星の製造工場も実現可能です。

これらの企業が進出してくれるなら、現在、検討しているAI技術者やプログラマーなどを育成するための学校の建設も検討できる可能性があります。わが国の技術者不足はハイテク企業誘致に致命的なので、実践教育が可能な和歌山県が適地です。

歴史と文化、食材が豊かな和歌山県は、欧米からの観光の受け入れに適しています。ビジネスと共に日本のリゾートとしての役割も果たせると考えています。ラグジュアリーホテルの誘致も考えています。

和歌山市に気持ちがあれば、の条件付きですが、先進医療の誘致も可能です。日本が誇る名医の監修による先進医療と健康増進の施設建設の可能性も有する場所だと認識しています。気候と食材の良さがあるので「Well-being」の先進県になり得る可能性があります。

わが国最高のアスリートトレーニング施設の立地可能性のある県です。アスリートにとってストレスが溜まる都会ではなく、視線が気にならない地方都市でトレーニングすることが必要です。首都圏でもないアスリート用のトレーニング施設の適地であり、これが実現すればトップアスリートが集まる拠点となります。

以上、10項目を書き出しましたが、この説明を聞いてもらえると歴史と期待がある和歌山県の良さを理解してくれると思います。

みかんちゃん

和歌山市内のカクテルの老舗の経営者の西浦さんが挨拶のため事務所を訪ねてくれました。「これ食べてみてください。おいしくて止まらなくなくなりますから。これは特別仕様なので販売していない特別なものです」と言って和歌山県のお菓子「みかんちゃん」を届けてくれました。

早速、食べてみたところ、みかん形状をしていること、みかんの香りと味があり美味しいのです。「こんなお菓子があったのですね」と言ったところ、「和歌山県にはおいしいお菓子があるのに知らない人が多いのですよ」と伝えてくれました。地元の食材やお菓子は美味しいものがありますが、メーカーの知名度に勝てないのではと思います。

みかんちゃん

西浦さんはお店を始めて約50年です。カクテルの専門店として和歌山市では永く愛されています。「そろそろ、店じまいも考える年になってきました」と笑顔で話してくれましたが、「まだまだ現役でいてくれなければ困りますよ」と対応しました。地元の元気な人やお店が和歌山県を支えてくれています。西浦さんを見ているとそう思いました。

「片桐さんは期待の星やから、私達がもっと応援しないと、と思っています」と話してくれました。有り難い気持ちと言葉に感謝しています。

宮地区談義

宮地区自治会長と地元地区の政策論議を行いました。「宮地区の発展につながる政策を考えないと」と、これまでの防災や文化祭などの取り組みから話が始まりました。「課題があるので解決していけるように頑張りましょう」と話を交わしました。