プロアスリートのトレーナーを務めている秀島さんが和歌山市に来てくれたので懇談しました。「和歌山市でアスリートのトレーニングができる環境をつくりたい」と熱く語ってくれました。その理由を尋ねると「和歌山県、和歌山市のことが好きだからです」と答えてくれました。
「先日、和歌山市に来たときに和歌浦の夕景を見たのですが、あまりの綺麗さにその場から動けなくなり30分ほど滞在しました。太陽が沈み始めた頃から夕焼けになるまでの時間は、とても綺麗で日本一ではないかと思いました」という主旨の話を聞かせてくれました。
プロアスリートがトレーニングで和歌山市に来るようになると、子どもたちや地域との交流機会が生まれます。子ども達にとってプロの選手と会って話をすること、アドバイスを受けられることは夢のような世界であり、目標を高く持つことにつながります。プロの選手と会うことで自分が目指すべきところがその選手になるからです。具体的な高い目標を掲げることが高いところに到達するための早道になります。さらに言うなら、目指すべきところをイメージすることが上達の早道なのです。
地方都市にいるとプロアスリートに出会う機会はほとんどありません。子ども達がプロの選手に出会える環境をつくることができたら競技レベルはあがりますし、トレーニング機器が揃っている拠点ができれば、全国からアスリートが集まることになります。
秀島さんの話を聞いて具体的なイメージが湧いたのでワクワクしました。秀島さんも「和歌山市を拠点にしたトレーニングセンターが完成したイメージを持っているので、和歌山市でやれることを思うとワクワクしています」と話してくれました。
プロアスリートがトレーニングのため訪れてくれると周辺の環境が変わります。子ども達と地域への刺激や、地元の食材の活用が図れること、地域の意識とスポーツレベルが上がることなど効果が期待できます。「そんな効果は期待できない」と思うのであれば、和歌山市の持っている実力とアスリートにとって優れた環境を提供できることを分かっていないと思います。ここまで書いて、既に僕の中ではイメージができていますから、今後は行政ともイメージを共有したいと思います。
どんなこともイメージできないことにはそれを実現させることはできませんから「和歌山市は綺麗な光景に包まれていて、アスリートがトレーニングするのに適した地域であることをイメージしたい」と思います。プロのトレーナーとの懇談は和歌山市の可能性を信じさせてくれるものであり、ワクワクする時間を与えてくれるものでした。政治に必要なことはこのワクワク感であり、共有と実現を図ることです。
クリスマスが近づいてきたことから「クリスマスの雰囲気を持たせて県政報告をやりましょう」と提案をいだたき、12時30分から15時30分まで、参加者を数組に分けて県政報告会を実施しました。カジュアルな雰囲気の中でテーマを絞らないで県政報告と意見交換を行いました。説明したテーマと意見は次の通りです。
- 洋上風力発電について
洋上風力発電ができるとどんな利点があるのですか。誘致すべき理由と反対の理由は何なのですか。 - 企業誘致について
現状では和歌山県は地盤沈下するばかりです。そのため経済効果と雇用を図る政策が必要だと思います。企業誘致の効果について教えてください。 - 地域レベルの向上について
世界企業が進出してくれると地域のレベルはあがると思いますが、教育レベルの向上など期待できますか。 - ペットとの共生社会について
ペットとの共生を実現して欲しいと思いますが、和歌山県の取り組みの経過はどんなものですか。 - IRの動向について
大阪や長崎の審査の現状を教えてください。また和歌山県のIR計画が県議会で否決された原因は何だったでしょうか。
以上の項目について質疑を交わしました。
「いきいきシニア和歌山」の役員の皆さんと意見交換会を行いました。本年度、令和5年1月から3月の事業計画の説明を聞かせてもらいました。歴史を案内する場合に気をつけていることを話してくれました。
歴史を語る場合に気をつけることは、テキストを見ないで自信と故郷への誇りを持って話すことが必要です。そこに自分の思いを込めることが大事なことです。地域の歴史を語るだけでは感動させられないので、事実かどうか裏付けがなかったとしても物語として語るこが絶対に必要です。フィクションであっても自分の思いを込めて語ることが観光客に感動してもらうために必要なことです。
感動してもらえないと次の機会はありませんという現場を踏んでいる方からの話です。
和歌山県を訪れてくれたお客さんを案内する私達は研究者ではないのですから、自分が偉人の行動や生き方に感動したことや、その歴史の出来事の裏側にあった背景を語ることが必要です。和歌山市の歴史を熱く語ってくれました。