「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」の例会に参加しました。今回が第69回目の例会で、令和4年度の活動を振り返り、令和5年度と令和6年度の活動計画の協議を行いました。この会は確実に実績を積み重ねて来ているので、令和6年度の「龍馬World in和歌山」の開催を楽しみにしています。
和歌山県で全国龍馬会の全国大会を開催できることは誇りですから、和歌山県も大会の主催、または共催を求めたいと考えています。これまでの主催県では知事と市長、そして国会議員が来賓として参加してくれています。山口県で龍馬会の全国大会が開催されたときは安倍元首相も来賓として出席し、挨拶をしていた場面の紹介がありました。それほど注目を集めている大会であることを認識して、和歌山大会を盛大にするための計画を検討しています。
そのため「第36回龍馬World in和歌山」のテーマは「龍馬と宗光 未来への伝言」と題して、サブテーマとして「和魂、紀州和歌山にあり」にすることを決議しました。和魂とは和歌につながりますし、和歌とは日本、または日本人を表す文字です。和歌山とは日本を示す県名であり、素晴らしい県名だと感じています。和歌山県に誇りを感じるような県名の由来です。和歌山大会では「和魂」、即ち和歌山県は日本の源流であることを訴えたいと考えています。
そして和歌山大会では「坂本龍馬を教育に活かす活動」を進めていくことを検討しています。それは学習指導要領における義務教育課程で、わが国の歴史上、必ず学ばせる42名の人物の中に坂本龍馬の名前を付け加えることの署名を行いたいと考えています。坂本龍馬が義務教育課程で学ぶべき人物に入っていないことは驚きであり、43人目の人物として追加してもらうことを和歌山大会で決議し、署名を集めて文部科学省に提出したいと考えています。そんな意義のある大会にすることを協議しています。
和歌山大会では「不平等条約の改正は坂本龍馬をはじめ、新国家建設のために命を費やした維新の志士達全ての大願であり、陸奥宗光外務大臣が成し遂げた」ことをアピールする予定です。陸奥宗光外務大臣が成し遂げられた原点は坂本龍馬にありますから、龍馬と宗光伯が未来の日本人に「欧米と対等な国づくり」を託した精神を、和歌山大会において後世につながる起点としたいと考えています。
龍馬の意思が明治から現代に生き続けていることをアピールしたいと考えていますし、後の世でも消さないためにも、坂本龍馬を義務教育課程で学ぶ人物に付け加えることを決議したいと考えています。
そんな話し合いを行って実行委員会を終えました。令和6年度までやるべきことが山積していますが、成し遂げるべき案件に出会えることはやりがいでもあります。全国龍馬会のような大きな事業が和歌山県で開催されますが、次回は何時巡って来るか来ないか分からないので、和歌山大会に関われることを誇りに思いますし、大会において国に要望できるような成果を勝ち取りたいと考えています。
地元の宮地区において、各自治会の役員の皆さんを対象とした県政報告会を開催しました。準備に携わってくれたスタッフの皆さんに感謝していますし、土曜日にも関わらず集まってくれた役員の皆さんには心から感謝しています。
本日は参加してくれた役員の皆さんに、これまでの県政における成果と実績、令和5年度以降にやるべき政策を説明しました。
これまでの実績がないのに令和5年度以降の政策を語ることはできませんし、もし語ったとしても信頼性に欠けることになります。県政4期16年の実績を基に、やるべきことを実現させたいと考えて行動しています。
本日の県政報告会では、最初に森川後援会長が挨拶を行い、続いて応援弁士として立谷誠一元白浜町長が挨拶をしてくれました。立谷先生からは「片桐さんは議員の中で最も人格に優れた人です。県政にこれほどの人格者はいませんから、是非とも皆さんの力で押し上げて欲しい。私からもお願いします」と紹介してくれました。
また僕に関するエピソードとして
昨日、串本町に行ってきました。地元の人との話の中で、串本町でロケット発射場ができたのは、JAXAの上野さんと県議会の片桐さんがいたからです。最初からの経緯を知らない人が多いのですが、あの二人がロケット発射場の建設に向けて動いてくたれたことがきっかけになっています。二人がロケット発射場建設に尽力したこと、その時の動きがなければ実現していなかったのですが、そのことが県下で知られていないのは「上野さんも片桐さんも謙虚な人だから」です。謙虚過ぎて二人の成果であることを多くの人は知らないのです。
と伝えてくれました。
当時のことを知ってくれている人は、やはり今につながるきっかけを覚えてくれていることに感謝しています。ロケット発射場がそんなに簡単に実現することはありませんし、数年で成し遂げられるものでもありません。「実現するぞ」と熱意を持って、具体的に行動したから現在につながっているのです。
さて県政報告会では次のことを説明しました。
ロケット発射場建設のきっかけとなったのは、元JAXA役員の上野精一さんがいたことです。上野さんは和歌山県内での講演会やシンポジウムを開催して、宇宙に関心を持ってもらうための活動を実践してきました。
「宇宙に最も近い和歌山県」をスローガンに掲げ、県下で数々の講演会を開催したことや、JAXAと和歌山県教育育委員会が「宇宙教育に関する協定」を締結したことが発端になっています。
和歌山県で宇宙教育が始まったのはその時期からですし、現代に至る取り組みになっています。
大川小学校のひまわりの種をもらってきたので、地元自治会での活動や、国体で東北の選手団をお迎えするために、農業試験場で大川小学校の種を国体の開会式で花が咲くように育て、国体開会式で選手団、応援団の皆さんに披露できたことを懐かしく、そして結果を出せたことを伝えました。
知事は和歌山県のIR計画が挫折したことから「和歌山県を浮上させるためには、もう企業誘致以外にない」と話していました。僕も同様の意見なので主に外国のハイテク企業やデータセンター、高級ホテルなどの誘致活動を行っています。
和歌山県に視察に訪れてくれていますし、迎えるために和歌山県の良さや県内企業の技術などを伝えています。企業誘致を成功させることで雇用と経済効果が生まれ、税収もあがります。税収が増えると自主財源が増えることになるので政策につなげることができます。政府からの配分される予算はほぼ決まっているので、企業誘致で税収を上げるような政策が必要なのです。
JR和歌山駅東口活性化のための取り組みは必要です。宮地区はリムジンバス、自動車、そしてJRを使って和歌山県を訪れる人の玄関口です。東口が錆びれていては観光客やビジネスで訪れる人の印象は悪くなってしまいます。
市の第一印象はとても大事なので、活力があり人の往来があるJR和歌山駅東口に仕上げたいと考えています。これまで知事や和歌山市長に提言した内容を基に、令和5年度版の要望を行いたいと考えています。皆さんからの意見や実施すべき施策を追記していただき、地元から要望を提出したいと考えています。年末年始の間、意見があれば考えていただけると有り難いです。協力をお願いいたします。
政策に関わっていなければ決して県政報告会で話すことが出来ないような内容や、政策検討の動機づけになる話、そして今後の県政と宮地区活性化の政策提言、行政への提言の進め方なども説明しました。
県全体、宮地区の課題と要望案を説明しました。参加してくれた役員の皆さんは理解してくれたと思いますから、今後一緒に実現のための取り組みが出来ると考えています。共有する情報に差があると地域によって温度差が発生しますが、やる気のある地域から政策を前進させたいと考えています。平均を求めすぎると推進力を低下させる作用がありますから、地域全体の幸せにつながらないのです。トップを作ることで地域全体が良くなるのです。どんなことでも参加することが明日につながる一歩になります。一歩踏み出してくれた皆さんと一緒に、今後の地域づくりを進めたいと考えています。