令和4年12月県議会定例会が開会、今回が仁坂知事の最終の県議会になります。
知事の議案提案の中で「最後の最後まで気を抜かず、和歌山県がこの先もずっと輝き続けられるよう、県議会の皆様と誠心誠意、議論させていただきたいと考えていますので、よろしくお願い申し上げます」と言葉がありました。知事には16年間の長きにわたり県政のリーダーとして活動してくれたことに感謝しています。最終議会、仁坂知事と本会議の一般質問で最後の議論を交わしたいと考えています。そのため議長宛に、一般質問の通告を行いました。
知事の議案説明の中からいくつかの言葉を抜粋します。
16年間、県政の発展を阻害する要因をひとつひとつ取り除き、県勢を取り戻すため奮闘してきました。
国の示す方針にそのまま従うのではなく、時には「和歌山方式」のような独自の考え方も提案しながら和歌山県発展の最上の策を模索してきました。
時代の変化の波を捉え、果敢に挑戦していくチャンスのときであり、そのための素地はこの16年間で十分整えることができたと思っています。
今後は外から入ってきた力と、地域が有する内なる力を掛け合わせて、新たな価値を生み出していけるものと考えています。
まだまだ課題はたくさんありますが、和歌山県は多様な自然、文化を有し、イノベーティブな気質を持つ人々をたくさん輩出してきた非常に豊かな土地柄です。私はその力を信じています。
定例会は12月15日までありますが、仁坂知事には「16年間、ありがとうございました」と伝えたいと思います。これまで同様に、一般質問での議論を楽しみにしています。
さて本会議の途中、全国都道府県議会議長会の自治功労者表彰がありました。県議会議員として在席15年の表彰をいただきました。表彰対象となる期間は、平成19年4月から令和4年10月までの約15年で、県議会議員を続けられてきたのはこれまでずっと応援、支援してもらっている皆さんのお陰だと深く感謝しています。
正確には15年と7カ月の在席なので、16年務められた仁坂知事と同じ時期に県勢の一端を担わせてもらったことになります。これまで知事と数多くの議論を続けてきたことは感慨深いものがあります。時には意見が合わないこともありましたし、対決したこともありましたが、多くの場合、意見と価値が合致して県政を推進できたこともありました。
仁坂知事へ提言してきたことが実現できたことは誇りであり、県勢を少しでも前進させられたかなと自信と励みにもなりました。提案したことが実現できたことは見えないことが見える形になる過程を共に進められたことであり、県政発展につながっていると自負しています。平成19年6月定例会から令和4年12月定例会までの期間、知事と県政の課題に関する議論を交わしてきた結果が確かにここに残っている。やりがいであり、楽しさであり、そして苦しさもありました。
但し、過ぎてしまうと本会議での全ての発言は議事録として残り、将来とも書き換えることのできない県政の歴史になっています。県政に携わる後々の世の人が、仁坂知事と議論を交わした議事録、つまり足跡を読んで「この時の和歌山県議会は和歌山県の将来の発展のために凄い議論を交わしていたんだな。今の和歌山県があるのは、この時代の人達のお陰かもしれないな」と思ってくれるような議論が交わせているなら、こんな嬉しいことはありません。
現在、今議会で登壇するために、平成19年6月議会以降の一般質問を読み返しています。自分で言うのもおこがましいのですが「よく頑張ってきたな」と思っています。
もちろん、今議会も全力で仁坂知事と最後の議論を戦わせたいと思っています。
- 電力の社長と懇談する機会をいただきました。和歌山県政の動きについて意見を伝えました。
- 市内にある喫茶店のマスターと意見交換を行い「何もしないレベルの低い議員とは縁を切りました。本当に将来の和歌山県の未来を築ける議員を応援します」と話してくれました。