活動報告・レポート
2022年11月24日(木)
県政報告会の案内
県政報告会の案内

県政報告会に参加をお願いしている皆さんに案内状を持参しました。皆さんから聞かせてもらっている主な意見は次の通りです。

県政でどんなことが課題となり議論されているのですか。

仁坂知事の功績はどんなことがあったのですか。

知事選の公約を観る限りでは具体的な政策は見えていないので、果たして新知事に期待できるのでしょうか。見解を聞かせて欲しいと思います。

地域の声を聞いてくれるしくみを検討して欲しいと思います。

以下は本日の案内をした時に実施した説明の概要です。

令和4年6月県議会で大きな出来事がありました。「仁坂知事が次期知事選挙に不出馬を表明したこと」です。このことによって令和5年度の県政の方向性がこれまでと違ったものになります。これまでと違った可能性を否定するものではありませんが、発展の方向性は積み重ねてきたものがありますから継続性も必要です。

令和5年度に行うべきことは京奈和自動車道と阪和自動車道を結ぶ高規格道路の延伸です。和歌山県として国土交通省に対して調査費を求めて事業化の一歩を踏み出すことが命題です。将来の県土発展のために何としても両道路を結ぶ道路が必要です。一つは県道の渋滞緩和のため、もうひとつは将来の紀淡海峡ルートへの道筋をつけておくためです。

もちろん高規格道路を完成させることはコスモパーク加太の企業誘致の可能性を大きく広げるものであり、進出企業の物流コストを下げ製品の輸送時間を短縮することで国土軸と離れた和歌山県も同じ土俵で他府県と競争できることにつながります。これは令和5年度に一歩を踏み出すために必要な県の取り組みです。

誰が知事になっても高速道路の延伸や予算化の必要性は変わるものではありませんが、県政の優先順位の上位に位置してもらう必要があります。そのために県議会として提案しますし議論も戦わしますが、将来の発展のための価値観を同じにすることが県政にとって重要なことです。

このような高規格道路の延伸、ロケット産業を含む宇宙産業の誘致、南紀白浜空港の国際線化とそれに伴うビジネス客と観光客の誘致。そのためのビジネスジェットの駐機場の整備が必要です。さらに世界的なハイテク産業の誘致によって雇用増と地域経済の振興を促すとともに和歌山県の地位の向上を図ることを目指します。

和歌山県として地球環境問題への対応と、再生可能エネルギーの導入のための洋上風力発電の設置も和歌山県として取り組むべき課題です。

このように県土発展のためにやるべき施策がたくさんあります。

ここで県の取り組みをおさらいすると次のようになります。

紀淡海峡ルートにつながる京奈和自動車道と、第二阪和自動車道を結ぶ高規格道路の延伸のための調査費の予算化。

和歌山市へのロケット産業とデータセンターを始めとするハイテク産業の集積。

紀中ではわが国にとって重点施策である再生可能エネルギーの設置。

白浜町では南紀白浜空港の国際成果に伴うビジネスジェット駐機場の整備。

串本町ではロケット産業の中核施設となる民間ロケット発射場の活用。

があります。

残念なことに現時点では、令和5年度の事業として「和歌山県の将来に期待できる」と思えるような施策がありません。これからつくり上げていくことになりますが、現実の延長線上にある施策だけでは「将来の期待」を感じさせてくれません。

国の方針に呼応する施策や、わが国にはない最先端の技術を有する企業の誘致、アジアのゲートウェイとなれる企業の誘致と南紀白浜空港の活用を図ることは必須です。将来の県土発展の設計図を描ける施策を盛り込んだ県政にするため行動しています。

現在、実現しようとしている施策は、何年も前から今日に至るまでに取り組んできた施策の結果です。今、将来性を感じられる施策を織り込むことが将来の和歌山県の姿になるのです。もし今、提言している内容が織り込むことができなければ和歌山県の将来はありません。和歌山県の将来を左右するほどの活動をしている自負があります。皆さんに期待してもらえる県政を目指した行動をしています。

その他
  • 明日から開催の「コラボ展」に出店する写真を展示するなど準備を行いました。明日から月曜日までが会期となっています。
  • 土曜日のセミナーでの県政報告の案内をいただきました。皆さんに県政の現状とこれからの期待をお伝えします。
  • 「片広会」の役員会議を行いました。県政報告と来年に向けた取り組みの方針などを協議しました。