活動報告・レポート
2022年11月10日(木)
台東県のニュース
和歌山県知事選

和歌山県知事選挙が告示されました。本日から11月27日の投票日まで選挙戦が繰り広げられることになりました。候補者は三人で、県内各地でそれぞれの政策を訴えることになります。政策論争になる選挙戦を期待しています。

台東県のニュース

台湾の報道機関「花蓮最速報(2022年11月7日)」で、僕が知事に宛てた台東県の地震のお見舞いの手紙も紹介されました。この記事は以下の通りですので、ご覧いただけると幸いです。和歌山県と台湾、そして台東県との友好関係の一助になっていることを嬉しく思います。

「疫情我幫你、外銷你幫我」 難能可貴的臺日友誼

臺東盛產茶葉,多年來與日本往來頻繁,在2020年5月日本因疫情所苦之時,臺東慷慨的伸出援手、捐出救援物資,如今臺灣面臨農漁業無市場可外銷之際,日方派出花咲み荼合同会社代表谷口惠美子與林養魚株式會社代表林邦康前來臺東縣,向臺東縣長饒慶鈴致謝、了解評估農漁業進口到日本的可能,並捎來兩封來自日本議員的感謝信。

和歌山縣議會議員片桐章浩於感謝信中寫道「感謝臺東縣在疫情時捐贈給和歌山縣的防疫物資,感恩之情沒齒難忘。在得知臺東發生大地震感到非常難過,希望可以幫助臺東線從地震中恢復,於是派與臺東縣有深厚情感的谷口惠美子至臺東造訪,未來希望有更多的交流機會。」最後表示,永遠不會忘記當時遇到困難時,給予幫助的人的善意;大阪府議會議員西村日加留則在信中提及「臺東的茶葉及農產品相當有名,與日本有同樣的茶葉文化,在相互之中留有歴史,能夠感受許多締分的牽引,未來將抵臺、邁出友好關係第一歩。」

(以下圖為 和歌山縣議會議員片桐章浩所寫)

拝啓 饒慶鈴県長におかれましては。日頃からの台湾と日本、中でも和歌山県との友好のため多大なるご尽力賜り、ここに深く感謝申し上げます。

今も忘れることはありません。わが国がコロナ禍で必要な物資の支援を必要としている緊急時、2020年5月1日、わが県は貴殿から支援物資を受け取りました。

当時、医療最前線で必要としていたゴーグル、手袋、そして衣服を台東県からの友好の証として頂いたことへの感謝の気持ちは、今も変わることなく常に抱いているところです。

そんな折、2022年9月17日の午後9時頃、最大震度6強、最大マグニチュードは6.8の巨大地震が台東県を襲ったことを報道で知りました。

甚大な被害の報道を受けて心を痛めながら、台東県の皆様の無事を祈っていたところです。饒慶鈴県長におかれましては、心を痛めながらも陣頭指揮を執り続け、台東県民の方々の安全確保と生活支援を行っていたと拝しています。

台東県での地震のお見舞いと復興のためお役に立てることはないかと考えていたところ、貴県と交流の深い「花咲み荼合同会社」代表社員、谷口恵美子さんが貴県を訪問することを知りました。

早速、谷口さんと連絡を取り「台東県の皆様の安全が確保されている」と聞いて安心すると共に、お世話になっている貴殿宛てに手紙を託したいと考えました。

和歌山県は台東県の皆様の安全と早期復興を心から願っています。私達の和歌山県の南紀白浜空港の国際線化はコロナ禍の下、若干の計画遅れはあるものの順調に進捗しており、開港間近な時期に差し掛かっています。国際線化と同時にビジネスジェット駐機場の設置も進めているところで、これらの施設が完成すれば、一気に貴県と和歌山県との移動時間が短縮されることになります。

わが和歌山県は日本国最大の半島であり、アジアの玄関口に位置しており、地形的にアジアのゲートウェイになっています。国際線化が図れた暁には更なる交流機会を持つことができるものと確信しています。

日本国では、国の政策である水際作戦が終わりの時を迎えており、貴県との交流機会はすぐ近くまで来ているところです。わが国が、本格的にコロナ禍が明けた段階で是非とも貴県を訪問したいと考えておりますので、これまでより一層、親睦を図りたいと考えています。何卒、よろしくお願い申し上げます。

また谷口さんより、本年12月25日に任期満了を迎えることから台東県長選挙があるとお聞きしました。饒慶鈴県長におかれましては次期知長選挙に出馬するとお聞きしていますので、必ずや当選の栄を果たすことを心からお祈りいたします。どうか健康には十分にご留意され、選挙戦に挑んで欲しいと願っています。

最後になりますが、台湾国と日本国は長く友好関係にあり、台東県と和歌山県との友好関係も同じだと思っています。

私達は、困難に直面している時に助けてくれた人のご恩は決して忘れてはいけないことを知っています。2020年5月に貴殿から賜った和歌山県に対してのご厚意への感謝の気持ちは変わらず持ち続けているところです。

饒慶鈴知事におかれましては、時節柄、健康にご留意され、益々のご活躍を心から祈念すると共に、お目にかかる栄誉を賜ることを心から願っています。

末尾に、未来に続く両県の友好関係がさらに強固なものとなることを願って、心からの挨拶とさせていただきます。ありがとうございます。

敬具

2022年10月23日

台東県政府県長

饒 慶鈴 殿

和歌山県議会議員

片桐 章浩