活動報告・レポート
2022年11月2日(水)
昭和の慣習の終焉
県外からの視点

県外から和歌山市民になった方と和歌山城を活用したイベントの協議を行いました。

この主催者の問いに僕が答える形で考え方を伝えました。僕の解釈ですが、このイベントはお城のロケーションを生かして、ゆったりとしたリズムで健康的な生活を過ごせることを目指しています。無理に集客するものではなく、大掛かりなモノでもなく、どちらかと言うと無理をしないで継続的に実施するイベントです。

市民の皆さんに参加してもらう企画内容ですが、観光客にも参加できる体制と発信もあれば楽しいと思います。現代ビジネスと同じように、イベントを発信するためには営業力、広報力が重要なので、SNSとメディアの活用が課題になります。この企画はまだまだ知られていないので広報力を高める方法を説明しました。

県外から和歌山市に来て暮らしてくれている方からの、新しい視点を大事にしたいと考えています。

既成概念

「和歌山県で応援したい政治家は少ないですね」との問いに答える形で政策を説明しました。この方から先週「知事や市長の政策は資料を見るだけでは分かりにくいです。県政の説明を聞かせてください」と依頼があったので、その答えを持って訪問しました。

県政と共に僕の政策も説明させてもらったところ「和歌山県に若い人が移住したい、戻ってきたいと思わせるような夢が必要です。和歌山県の夢を語ってくれたので安心しました。私達はこんな夢が欲しかったのです」と話してくれました。

そして「これまで会った議員さんからは政策の話を聞くことはありませんでした。和歌山県の将来の夢も語ってくれる人はいませんでした。もう和歌山県を諦めていたところに片桐さんと知り合い、これからの和歌山県の夢を感じることができたので、楽しみになっています。期待の持てる人が登場したことを嬉しく思っています」と伝えてくれました。

さらに尋ねたところ「これまでの人は選挙の依頼や名簿提出を求めることばかりで、政策を語る政治家は一人もいませんでした。政治家イコール選挙だけのイメージしかなかった」ということでした。

本日、政策を説明したことで既成概念を破ったように感じています。「今日、片桐さんに来てもらって良かったです。次は友人に集まってもらって説明してもらう機会を作りますから」と話してくれたことに感謝しています。

昭和の慣習の終焉

若手経営者と懇談する機会をいただきました。先日、令和5年以降に和歌山県で実施する政策の説明をしましたが、彼から「やっと和歌山県で夢を感じることかできました。仕事が少ない、あっても既得権益があるため、若い人や新しい会社には仕事が回ってこない環境でした。これでは若い人は県外に出ていきますし、既得権益とつながらなければ生活できないような和歌山県でした。僕たちにはしがらみはいりません。和歌山県を発展するための仕事をしたいのです」と聞かせてもらいました。

「和歌山県で仕事をするのは難しい」県外の方からこれまで何度も聞いてきた言葉です。

崩せない既得権益の塊があることや、和歌山県に来たけれど「排他的」な感じがあったというのです。一人ひとりは良い人ばかりですが、仕事になると独占しようとする傾向があるようなのです。

「若手の力を信じてください。どんな分野のことでもやれますから。同じ人ばかりが目立つような県では発展性はないですよ。これまでと少しは違うメンバーが登場する環境をつくらなければ県の将来はないと思います。これまでのようなことを繰り返していると、若い人は県外に出ていきますよ」と思いを伝えてくれました。決して良くない意味で「保守的な県」だということです。

和歌山県で継承されている昭和の時代の慣習を終わらせることで新時代が到来します。