活動報告・レポート
2022年10月21日(金)
大和魂
大和魂
大和魂

プロレスラーのディラン・ジェイムスさんの事務所を訪ねて、来春の講演会の講師依頼を行いました。これは先日ディランさんが「和歌山県は日本で一番の県です」「人生で大切なことは今を楽しむことです」の言葉に代表されるような教訓を話してくれたことがきっかけです。「日本人は元気がないよ。『元気ですか』と呼び掛けても反応がないし暗い。これではいけません」と、日本人が持ち合わせておくべき精神を伝えてくれたからです。

ディランさんと話していて、日本人が持っていたはずの大和魂や武士道という言葉が頭で浮かびました。ニュージーランド人で日本に来て12年のディランさんが大和魂を持っていて、日本人の目を覚まそうとしている言葉を発し、プロレスの舞台で表現してくれています。

ディランさんは今年、地元の商工会議所との企画で那智の滝の近くにリングを設営して屋外でプロレスを開催しています。チャリティマッチで地元の皆さんに元気を与えようと開催したものだそうです。

話している中で分かることは、子ども達の健全な成長を願っていることです。「子ども達が世界の中で生きていける日本を築かなければいけません」「私達がすべきことは子ども達が安心して暮らせる日本を創ることです」など、日本人として歴史を学んで行動している人に共通している精神を持っています。

プロレスを通じて大和魂、強く生きること、優しさと闘争心など、日本人、そして子ども達に教えてくれています。彼はプロレスに地元の子ども達を招待しリングに上がってもらっています。子ども達に肩車をしたりロープワークをしたりしてプロレスを楽しんでもらうのです。楽しさから入り、生きていくために必要となる強さを教えているように思います。

「日本人の皆さんにはがんばって欲しい。何故、挨拶をしないのですか。何故、行動しないのですか」と問いかけてくれています。思い出したのですが、一昨日、一緒に歩いていて驚いたことがありました。

大和魂

一緒に歩いていると歩道にお菓子の袋が捨てられていたのです。汚れた袋だったのですが、ディランさんは当たり前のように身体をかがめて拾ったのです。歩道のためゴミ箱はないので素手で持って歩いたのです。

僕は「ディランさんの行動に感動しています。素晴らしいですね」と話したところ「道に捨てられたゴミを拾うのは当たり前のことです」と答えてくれました。

道にゴミを捨てる日本人。それを拾うニュージーランド人。どちらの人間が尊敬できますか、どちらの国が尊敬できますかと思います。世界で一番道徳心があるのが日本人だと思っていますが、どうやら違っているようにも感じる行為を目撃しました。

「大人は子ども達のために社会を築くことが大事なことです。道にゴミを捨てるなんてあり得ませんし、道に捨てられたゴミに気づいたら拾うのは当たり前のことです」と話してくれるディランさんの心は、道徳心と責任感に溢れています。

明るくて元気いっぱいのディランさんの話を聞くと、日本人として気づかされることがある、気づくことが行動につながると思って講演を依頼したのです。情熱のある言葉は人を動かす力を持っています。情熱のある言葉を伝えてもらって動かないのは、聞いていないか、理解していないか、諦めているかだと思います。

日本人は話を聞く姿勢があることを信じて講演会の打ち合わせを行いました。ディランさんの講演を聞いて日本人として目を覚ますことを期待しています。

その他
  • 市議会議員に出馬したときから支えてもらっているMさんとミーティングを行いました。あれから20年が経過していますが、変わらない心と姿に接すると初心に戻れて落ち着きます。「初心を忘れないこと」の大切さを感じています。
  • 再生可能エネルギーの導入について会議を行いました。和歌山県での立地の可能性を考えています。
  • ハロウィンコンサートに行ってきました。和歌山市内のアビーロードで開催されたコンサートを友人達と楽しみました。